初めに
今回は山梨県の装飾品ブランド、IVXLCDM（以下IVX）の指輪についての記事です。最近新しく受注した物を、軽く紹介します。前回の記事も良ければ見て下さい。服飾業界も物価高の影響は避けられず、やはり前回より値上げが目立っていたと思います。限りある予算と相談して、あまり高価でない物を二点注文しました。
定番品は私の好みでなかったり、ちょっと派手なのが多いので、今回もいくつかある自然石を自分の目で選んで、指輪に嵌めてもらう事にしました。どんな服装にも合わせられるよう、指輪本体はやはり真っ黒な塗装にしました。
外観
内容物については省略します。今回注文したのは中型の大きさの指輪に、出っ張らない平坦な自然石を嵌めた物になります。自分が好む物は瞬時に視界に吸い込まれて来るので、殆ど迷う事なく候補を絞りました。あまり華美でない物をよく吟味しました。選ばれたのは黒曜石とタイガーアイ。
今回一番目を惹いたのは黒曜石で、静かで素朴な佇まいの中に、目を惹いて離さないような強い魅力を感じました。漆黒の石に所々白い模様が浮き上がっていますが、これがまるで夜の闇に咲いた雪の花と言うか、氷の結晶のようにも見えて、大変美しいです。
どこか日本絵画的な美しさがありますね。黒曜石はいくつか見本がありましたが、その中で一番綺麗に花が咲いている物を選びました。写真では中々伝わり辛いですが、よく見ると石は真っ黒と言う訳ではなく、色むらがあって炭とか海苔の表面のような色合いになっています。
お次は前回に続いて二個目のタイガーアイです。タイガーアイと言ってもこの石は少し変わっていて、あまり猫目には見えません。光の当たり具合によって緑が濃かったり、黄色が濃かったり見え方が変わります。
陽光を受けると縦に光の筋が見えますが、これが縦長の猫目の様に反射します。飽きる事なく、いつまでも色の変化を観察していたくなります。
どちらの石も前回とは研磨の仕方が違うのか、石の表面が光を反射してやや白っぽく見えます。写真でも何となく伝わると思いますが光沢が強い分、石の色の濃さがはっきり出ていないと思います。
最後に
所謂シルバーアクセサリーと呼ばれる物は、私の印象だと「バイク乗り」とか「革ジャンパー」みたいな単語が真っ先に浮かんで来ます。よく骸骨をデザインに取り入れた物も多いと思います。偏見かもしれませんが、何と言うかむさ苦しいとか、装飾過多で野暮ったいとか、暑苦しいと言うか・・・余り洗練されていない感じの物が多い気がします。似たような見た目の物が多く、個性も感じません。
その点、IVXはとてもお洒落でどこか中性的。服装を限定しない汎用性の高さや、これ見よがしなデザインでなくても見る人が見れば分かる、飽きがこない洗練された外観など、非常に優れたブランドだと思います。価格は18金だと流石に高くなりますが、シルバー925の本体なら、それこそ学生のアルバイトや新卒でも手が出る価格帯から商品を揃えています。他とは一味違う上質な装飾品を求めるなら、IVXは最良の選択だとお勧めします。
記事公開 2025年3月9日
