初めに
2024/7/7開封、価格は2,680円。度数43.0度、容量700ml。産地はウェールズのペンダーリン蒸留所です。前回飲んだファイブ・ウォッカ(別記事参照)に続き、最近贔屓にしている同蒸留所のジンも試しました。名前の通り、仕込み水はブレコン・ビーコン国立公園の天然水、スピリッツはグレーンです。スピリッツはウォッカと共通しているのでしょうか。
撮影したのは夏真っただ中の頃で、暑いわ蚊が寄って来るわでこの時期は一苦労です。撮影にsigma fpを使い始め、この記事の画像もfpを使いました。無駄な殺生は嫌いなので殺虫剤はあまり使いたくないのですが、耐えかねて夏の風物詩である蚊取り線香を久しぶりに使いました。不殺を心掛けている人なら森林香を使うかもしれませんが、私は蚊を落としたくて蚊取り線香を使いました。今年は異常なまでに、蚊と蜚蠊(ごきぶり)が湧いている気がします。
色・香り、味わい
色は無色透明。香りは上品な香水の様に控え目ながら華やかで、柑橘系の良い香りがします。
瓶前面のラベルにDISTILLED FIVE TIMES(5回蒸留)とあります。ウォッカの様に蒸留回数が多く、アルコール純度が高いのを窺わせます。実際、口に含むとアルコールが穏やかで、とても滑らか。裏面のラベルにシトラス、レモン、オレンジ等の文字が並んでいる通り、柑橘系を感じられるジンです。私は柑橘の主張が強いのは苦手ですが、これは丁度良い塩梅でした。余韻に程良い香辛料の刺激、やや辛口で苦みが伴うきりっとした締めの良さがあります。やや余韻の苦みが強いかもしれません。
爽やかな森の香り、仄かな苦み。口に入れてから中間まで、上品な甘さ。ジュニパーの良さが生きています。一部の材料が野放図に個性を主張するのではなく、それぞれが混然一体となって調和を生み出しているジンです。
カクテル
マティーニをフェルディナンズのホワイトリースリング・ヴェルモットで作りました。ジン45mlに対してヴェルモットは10mlで。結構甘口だったので、もっとジンの比率高めで良いかも。
ヴェルモットはこれまであまり甘口・辛口に頓着していませんでしたが、多分私は辛口のドライ・マティーニの方が好みなので、ヴェルモットもドライを選択すべきだと最近ようやく気付きました。多趣味で暇な時間が不足していると、そんな事にも頭が回らなくなるようです。
最後に
飲み始めから、とても印象が良いジンでした。暑いのが苦手で、酒の記録がおざなりになりがちで、気の利いた記事がなかなか書けませんが。また飲む機会があれば補足したいと思います。価格が手頃で、常飲用として優秀だと思います。美味しかったです。ご馳走様。
記事公開 2024年8月31日
最終更新 2024年9月15日