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百鬼時事通信 第十八号 止まぬ教育者の腐敗

今回は2024年に入ってからもなくならない、日課や年中行事のように繰り返される教育関係者の不祥事について。徹底的に糾弾して行きます。

最近は厳しさを増していく暑さにやられ、すっかり記事作成が滞っていました。うちの母親は年々記録を更新していく最高気温について「適応するから大丈夫」とか馬鹿な事を言っていました。気候変動の本質を理解してない人達が非常に多いですが、このままだと人類は滅びます。適応とか無理ですから。暑いと頭のおかしい人が増えますが、頑張って参りましょう。時事と言いながらいつも後追いになりますが、記録として残す事に意味があるので。人に伝えようとする事で、自分自身の知識増強と頭脳の強化に繋がりますしね。

愛知県の名古屋市教育委員会多数の教員団体から、校長職等に推薦する教員名簿と共に金品の受け取りをしていた事が判明しました。2018年度以降、局長級幹部の一人に200万円以上の金が渡り、他の複数の幹部達にも分配されていたようです。2月19日、同市は第三者を含む検証班を発足させ、人事への影響等の調査に乗り出しました。「推薦名簿と金品」と言う時点で、人事絡みなのは明白ですけどね。何せこの局長級幹部とやらは、人事案を承認する立場にあるようですから。こう言う事件が起きた時、何故実名報道しないのでしょうね?知っている人がいましたら、教えて欲しいです。実名顔出しでネット上に晒せば良いと思います。

市教育委員会が2017年度以降の帳簿を調べたところ、2018年度から「活動費」の名目でこの幹部に金が支出されていた事が分かりました。2022年度は約70万円、2023年度は約40万円が渡されていました。市教育委員会の聞き取りに対し幹部は「金は会合の費用に使い、人事への影響は無い」と答えたそうです。

他に分かった事は、2023年度に推薦名簿を提出した86もの教員団体の内、約7割に当たる60団体が現金や商品券も渡していたそうです。教員団体には小中学校の校長で組織する校長会や、出身大学の同窓組織が含まれています。金品は市教育委員会の課長らに渡って管理され、その後一部幹部に現金が分配されたと見られています。

もし教育の為に有効活用すべく、お金が寄付金として渡っていたなら兎も角、教育委員会の「一部の幹部」=個人に現金が渡っていたのが問題ですね。もし疚しい事が無いなら使途を明確にし、一円単位で領収書等を開示して欲しいです。まず間違いなく、不適切に使われたと思います。会合と言っても、阿保の自民党と同じで「ぱ~っと騒ぐため」の集まりでしょう。これ、やってる事が自民党の裏金と同じですね。個人が現金を受け取ったなられは所得であり、税金を払っていないなら脱税です。裏金議員ならぬ、裏金教員です。全国津々浦々、上から下まで屑しかいないのが現在の日本です。教育委員会って、本当に何の役にも立っていないですね。裏金の管理が仕事ですか。一度解体すればどうですか。

それから検察さんよ、ちゃんと動いて仕事して下さいね。あんた達、本当に穀潰しの売国奴しかいないんだから。金品を受け取った教育委員会幹部も悪いですが、金を渡した教員団体も同罪ですからね。関わった連中は一人残らず地獄に落ちなさい。教育を食い物にするな屑ども。

次に、神戸市立東須磨小学校同僚に激辛カレーを食べるように強要した「教員による犯罪」の対応に当たっていた、同市教育委員会の職員が自殺した件について。この事件は既に裁判の決着がついており、原告の妻の勝訴で終わっています。神戸地方裁判所は2024年5月16日、市に対し1億2,000万円の賠償を命じました。教員による犯罪に対する苦情が殺到した時期(2019年9月~11月)、同職員の一月の時間外労働は60~90時間に上り、2020年1月末に精神疾患を発症、その翌月に命を絶ちました。同職員は睡眠薬を服用しながら業務に当たっていたようですが、上司に相談しても通院等必要な対応をしてもらえず、悲しい結末となりました。市は「自殺を予見出来なかった」と言い訳していたようですが、自殺以前に月60時間超えの労働時間は違法です。こんなに長時間労働を課せられ、働きに見合った給料が支払われない国は、世界広しと言えど日本ぐらいです。

屑教員が多い一方で、真面目に働いている一部の人達が割を食って、不幸な目にあっています。自分に落ち度がないのに抗議電話の対応をしたり、学校と教育委員会の間に立って奔走し、本当に大変だったと思います。犠牲となった教育委員会の方のご冥福をお祈りします。加害者の屑教員は休職処分を受けましたが、どうやら反省していないようなので、懲戒免職で結構だと思います。

未だに少人数学級の整備がされないとか、教員の手当てを申し訳程度に引き上げるのさえ「検討の段階」である日本の教育現場。国家公務員の給与や議員の賞与は速やかに引き上げるのに、何故本当に必要な事をやらないのか。完全に日本を壊しにきてますね。岸田は宗主国のアメリカから「お前の代で日本を終わらせるのだ」とでも命令されているのでしょうか

東京女子医科大学の推薦入試で、同大学と同窓会組織である一般社団法人至誠会(以下至誠会)が、一部の受験生の保護者達から「寄付金」を受領していた事が明らかになりました。また金ですね。この寄付金とやらが推薦の判定に使われていたのは間違いないでしょう。文部科学省は、私立大学の入学に関して、学校関係者が寄付金を受け取る事を禁じています。2002年に事務次官の名の下に、「私立大学のおける入学者選抜の公正確保等について」と言う題目で、正式に通知されています。

〇「上納金」が多いほど優遇される仕組み

関係筋によると、受験生の中でも「3親等以内に同大学の卒業生がいる者」が、至誠会が寄付を受け取る対象となっていたそうです。この推薦枠は「至誠と愛推薦」と呼ばれていたそうで、はっきり言って気持ち悪いです。選考は至誠会の面接を経て大学が審査すると言う二段構えで、受験生が提出する推薦依頼書には、過去の寄付実績を記入する欄が設けられていました。至誠会の幹部が面接官を務める事があり、この場合同席した保護者に大学や至誠会への寄付の意向を尋ねる事があったと言われています。「至誠会の推薦を受けた」受験生が大学による論文審査や面接に進み、最終的な合否の判定は大学が出していました。この悪しき慣習は2018年から始まり、推薦枠は最大10名程度だったようです。

2019年末に文部科学省へ「入試の選考に寄付額が考慮されている」との内部通報があり、同省が問い合わせたところ、大学側は「そう言った事実はない」と否定したそうです。大学内では文部科学省の通知に抵触する可能性があると危惧する声があったようで、保身のためかもしれませんが、内部通報が寄せられるあたり、ある程度自浄作用が働いている事が窺がえます。

事実は無いと否定したくせに、2025年度の入学試験からこの推薦枠が廃止されました。疚しい事がある証左です。その代わり、至誠会の推薦が不要の「卒業生子女推薦」が取って代わり、名前の通り親族向けの推薦枠として機能しています。

〇ポイント制

同大学の卒業生が教職員への採用や昇任を希望する場合、至誠会への寄付を「ポイント制」で評価していた事も判明しました。日本人って、馬鹿の一つ覚えみたいにポイントが好きですね。そのまんま「至誠会ポイント」と呼ばれていたようです。至誠会行事の出席状況も評価対象になっていました。ポイントが不足していると言われた後に寄付し、採用に至った人もいるとの事。要は、より多くのお金を積み上げたり忠誠心を示せば、優遇してもらえる仕組みです。まるで買い物気分ですね。

ここからは私の推測です。以上の事を纏めると、大学と至誠会には卒業生が多く在籍しているであろう事が分かります。卒業生が親となり、自分の子供を大学に入れる。卒業すれば大学職員として採用されるか、同窓組織の一員となる。その繰り返し。推薦枠は「3親等以内に卒業生がいる者」が対象になっていたので、必然的に身内で固められる事になります。身内で固めると言うことは、外部に情報を漏らしたり裏切りの可能性が低い事になります。私立大学だし、学生は親が医者をやっている者達が多い事が予想され、裕福な家庭が多いと思います。既得権益と同じで、より多くの金を持つ者が大きな権力を持っているのでしょう。入学や採用の胡麻擂りで多額の寄付金を払っても、大学や同窓組織へ入りそこで自分の地位が確立されれば、今度は自分が美味い汁を啜る立場につけると言う寸法です。言ってみれば下積み時代(お金も積み上げる)を経過すれば、権益を保証されている訳です。持ち回りでお金を吸い上げる利権を手に出来るって事です。非常に悪質だと思います。反吐が出ますね。

叩くほど埃が出るようで、他にも不祥事が判明しています。同会が運営している病院(一般社団法人至誠会第二病院と思われる)の元職員が勤務実態が無いにも関わらず給与を受け取っていた疑いがあるとして、2024年3月警視庁による家宅捜索が行われました。容疑は一般社団法人法違反(特別背任)です。最近、自民党の広瀬めぐみも同じような事をしていたのが露呈しましたね。捜索先は同大学の理事長岩本絹子の自宅や大学本部です。岩本は至誠会の前代表理事(その時は大学副理事)を務めていました。日本の〇〇社団法人の類は、公益に反するような組織が沢山存在しているのでしょう。

忘れてならないのが、仕組みを作った大学も悪いですが、保護者と学生も糞であると言う事実です。岩本が至誠会の代表理事だった頃、卒業生らから「他の私立大医学部では卒業生の親族向け推薦枠がある。何とかならないか」と要望があり、それを受けて推薦制度を新設したようです。こんな連中に医療を任せられる訳がありませんこんな馬鹿どもでは、アルバイトだって無理です。

〇理事長解任

当然の帰結ですが2024年8月7日、理事会は理事長の岩本絹子の解任を賛成多数で可決しました。理事会11人の内、反対に回ったのは当の本人である岩本だけだそうですが、居直り強盗よろしく「いずれ辞任するが今ではない」と見苦しい態度です。後に判明しましたが、寄付金の制度を「提案」したのは岩本だったようです。「社会貢献」と言って正当化していたみたいです。私が読んだ新聞記事に「提案」と書かれていたのが引っかかるところです。提案した側がいると言う事は、それを受けれ入れた側もまた存在している道理となります。つまり、発案者が岩本であったとしても、それに乗っかった連中がいるって事です。責任は岩本以外にもあります。

遡って同年6月26日、教職員他2,000名の署名を集めた教員有志が解任要求を突き付けた際は、理事会は要求を拒否していました。それが一転、解任賛成と来ているのに何やら怪しさを感じます。その当時問題の深刻さを理解していなかったとは思えず、まだ「何とか誤魔化せる」と言う往生際の悪さを残していたのでは?と思います。邪推かもしれませんが、時間の経過と共に「不都合な事実」が次々と露呈して行く中で、保身のために「理事長を売った方が得策」と思った。理事会の中に岩本と同じく、甘い汁を吸っている連中が潜んでいても不思議はありません。所詮は金の繋がりなので、金の切れ目は縁の切れ目と言わんばかりに、岩本は見捨てられたのでしょう。こいつを解任してこの件は終わりだ。それが本音なのでは?私の勝手な憶測なのでこれ以上は言いませんが、それだけ教育者の信用が無いって事です。私の憶測とは別に、丸義朗学長を含む他の理事も全員が辞任する意向を示しているようです。でも、辞任すれば責任を取った事になると言う訳ではありません。私は性悪説に立って物事を考えているので、どうしても人間の善性には期待していません。役職を失ったところで、多分何の痛手も無いと思いますから。

勿論、一部にはまともな教職員が存在していると思います。事件解決に動いてくれた職員のお陰で光が当てられ、一応の収束を見せたのは良い事です。しかし、これで終わりにせず実態解明が必要です。そしてこれはこの大学だけの問題ではなく、きっと日本全国で似たような事例が無数に存在している事でしょう。

第三者委員会は「岩本の経営責任は極めて重い」と指弾。受験生側から大学と同窓組織への寄付金の事実があった事を認定しました。また、至誠会から大学へ出向している職員の人件費が過大である事、大学が発注した工事で企業から岩本の側近の関連会社に1億数千万円が還流した可能性がある事も指摘しています。何と金に汚いことか。どこまで行っても金・金・金。

前述した通り、人間の善性に期待しても仕方ありません。世の中には腐るほど悪人が存在しますが、連中の全てが犯罪に手を染める訳ではありません。それは何故か?良心が働いているのとは違います。奴らの行動原理は基本的に「損得勘定」です。例えば、お金を数万円盗んだだけで刑務所に入れられるのは割りが合わないとか。その程度です。およそ善悪の概念は無く、倫理観を持ち出しても無駄です。悪人に必要なのは説教ではなく、躾と罰です。悪事を働いた連中が、残らず相応の報いを受ける社会を望みます。

学校に限った話ではなく、病院や福祉施設等の公益性が高い事業は、もっと公営の比率を高めるべきだと思います。新自由主義による何でも民営化・民間参入の加速が進み、公の責任の放棄もまた進み、日本はどんどん拝金主義社会になっています。憲法で国は予算を使い教育や福祉、防衛などの増進に努める事を義務付けられています。もっと「公の責任」の増大を。学校教育は全ての礎なので、専門学校等を除いて私立の学校なんて要りません。少なくとも、義務教育ぐらいは全て公立の学校にして欲しいですね。日本ぐらいですよ、私立の高い学費に加えて塾通いまでしているのは。勉強はお金をかければ良いってものじゃないですから。金のかからない仕組みが絶対に必要だと思います。

記事公開 2024年9月1日

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