アードナムルッカン シングルモルト AD/2023ー08

初めに

2025/8/22開封、価格は7,350円。度数46.8度、容量700ml。冷却濾過や着色はしていません。産地はスコットランド、西ハイランドに分類されるアードナムルッカン蒸留所です。同蒸留所は2014年に瓶詰め業者のアデルフィが設立しました。

この商品は通常のモルトとピートを効かせたモルトを、バーボン樽とシェリー樽で熟成させています。アードナムルッカンはバーで二回飲んだ事があります。熟成3年未満の物と、今回私が購入した商品と同類の2020年9月に瓶詰めされた物です。後者は若いながらも光るものがあり、気になっていたので自宅でじっくり飲む機会を窺っていました。

色・香り、味わい

開栓する時、殆ど力を入れていないのに、コルクを軽く捻っただけですぐ折れてしまいました。若しかしたら、集成コルクを使っているのかも。こういう時の為に、コルクは捨てずに保管しておきましょう。沢山持っていれば、どれか一つはぴったり合う物が出て来ます。

色は明るい黄金。甘い香りや程良いピート香が漂って来ます。宣伝通り、潮やミネラルも感じられます。それとバーボン樽由来の香ばしさ。優しいシャンプーの様な良い香りもあります。宣伝にある「ポップコーンの香り」は無いと思います。なんだポップコーンって。宣伝文句は結構いい加減。

海外サイトの情報でアードナムルッカンの特色として、生産の透明性が挙げられていました。ラベルのQRコードを読み取って確認すると「YOUR BOTTLE」と情報が出て来るのが面白い。

樽はバーボン樽とシェリー樽を使っていますが、バーボン樽の影響の方が強く感じます。飲むと先ずふわっと良い塩梅のピート香が広がり、そして香辛料の程良い刺激が。最初は甘さよりも、塩っ気や原酒の若さが目立ったと思います。そして余韻に渋みや苦みがあります。宣伝通り口に広がる香りに、潮やミネラルを感じられると思います。参考にした海外サイトの評価にもありましたが、確かに味わいに複雑さは無いかもしれない。そこでは「hype」と評されていたが、私に言わせれば、スプリングバンクの方が過大評価のような・・・

第一印象としては、若さ故の少し物足りない感じが拭えない感じでした。正直なところ、最初の印象はあまり良くありませんでした。しかし、二日目の方が美味く感じらて、三日目はさらにぐっと美味しくなりました。甘さが濃くなり、果物の様な爽やかさも出て来ました。宣伝通り、この果実感はライムでしょうか。日を追うごとにがらっと印象が変わったと思います。公式の年数物ではないが、若くしてこの味わいなら充分。度数はやや高めですが、アルコールが非常に円やかで柔らかい。実に好印象です。あまり書く事がありませんが、振り返る時間が無い程早く消費してしまいました。それだけ美味しかったのだと思います。

最後に

味わいに複雑さは無いものの、分かり易い味わいで取っ付きが良いと思います。ピートは穏やかで豊かな甘さがあり、アルコールがきつくないので、門戸は広いと思います。可能性を感じられる優良な銘柄だと思います。hypeとは思わない。今後の成長に期待です。

記事公開 2025年9月2日

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