初めに
2025/10/1開封、価格は3,880円。度数43.0度、容量700ml。産地はスコットランドはアラン島、アラン蒸留所です。アイランズモルトに分類されます。ファーストフィルのバーボンバレルのみを使用して7~8年間熟成させた、アランの入門用商品です。ラベルに「Natural Colour」の表記がある通り、無着色です。

私がこれを最初に飲んだのは2022年6月23日ですが、この日飲んだ事をすっかり忘れていました。今年のPJハーヴェイのライブで大阪へ行った時、バーで久しぶりに飲んで美味しかったのがきっかけですが、今回購入する際は既に記事にしていた事に全然気付きませんでした。通算二本目です。沢山お酒を飲んでいると、一度飲んだ事を忘れる時があります。CDが沢山あるので、再び同じCDを買ってしまうのに似ています。私は出来るだけ、これまで飲んだ事がない物を優先的に購入する事が多いのですが、今回は評価を改める良い機会になりました。掲載している写真も気に入らなかったので、記事全体を大幅に修正しました。
色、香り
色は明るく薄い黄金。缶の裏側には「We never add caramel.」と表示があり、アランはこの商品に限らず着色はしていないのでしょう。良き姿勢ですね。




グラスに注いで匂いを嗅ぐと、優しい果実系の香りがします。レモンの様な酸味や、林檎の爽やかさを感じる香りです。そして柔らかいオークの香りも。潮の香りもするでしょうか。二杯目から香りがはっきりしてきたと思います。
味わい
一口飲んで、これは美味いなと思いました。口に含んだ感じは軽く柔らかい。アルコールは数値より優しく感じます。豊かな果実感があり、中盤から余韻まで香辛料の淡い刺激が。多少の塩分も感じられます。余韻に少し苦みがあります。果実の様なさっぱりした良い甘みがありますが、消費具合やその時の自分の味覚によっては、ねっとりと濃く感じる事もあります。香りと同様に、この果実感は柑橘や林檎の風味だと思います。控え目なオークの香りも感じます。
酒の宣伝は当てにならない事が多いですが、今回は宣伝通り確かに、果実感と木の香りや香辛料がよく馴染んで、調和を生み出していると感じました。二杯目はさらに力強く、はっきりした林檎の風味が現れました。癖が無く、分かり易い美味さで万人が好む味わいと言えるでしょう。三日目には無機質や潮の様な味わいも感じられました。
どこかで飲んだ事がある味だが、アードナムルッカンからピートを引いたら、近い味わいになるでしょうか。アードナムルッカンも優良な銘柄ですが、費用対効果はこちらの方が遥かに高いと思います。入門用にして、文句の付けようが無いぐらいに美味い。
最後に
最初に飲んだ時は、もう少しお金を出して10年の方が良い買い物かと思いました。一度飲めば充分とも。しかし今回評価を改めて、10年でなくてもこれでも充分美味い、満足出来る商品だと思いました。庶民感覚だと値段は安くないですが、常飲用にしたいぐらいです。美味しかったです。ご馳走様。
記事公開 2022年7月16日
最終更新 2025年10月20日


