初めに
2022/6/16開封、価格は5,580円。度数40.0度、容量700ml。今回紹介するのはブラーXO。産地はフランス、ペイ・ドージュ地区に社を構えるブラー社の商品です。自社農園で収穫される良質の林檎のみを使用して原酒を作っています。
カルヴァドスはフランスのノルマンディー地方で作られた林檎のブランデーしか名乗ることが出来ません。この決まりはコニャックと似たようなものです。
この商品は8年~40年熟成の原酒を混ぜてあるようですが(8年~15年という情報も有りどちらが本当?)、実力のほどはいかに。
色、香り
色は濃い少し赤みがかった琥珀。封を切るとすぐに林檎の香しさが。味はともかく、コニャックもカルヴァドスも香りだけは良いんですよね~。
味わい
一口飲んで、すぐに林檎の豊かな香りが鼻腔を抜けます。しかし、甘さや旨味はあまり無いと思いました。8~40年の原酒が混ぜられているようですが、比率は不明。かなり幅を持たせていますが、あまり熟成感は無いと思われます。
それから不思議と苦味が強い。少し酸味とえぐみもあると思います。焼いたアーモンドの香りとありますが、確かに炙ったような香ばしさをそこはかとなく感じられます。度数はそれほど高くないのに、びりびりと刺激を感じます。
半分以上飲んで少し安定。封を切ったばかりの時にあったえぐみは無くなったと思います。相変わらず苦味は強い方です。余韻として舌に渋さが残ります。後半になるほど美味く感じられると思います。
最後に
割と低価格帯でも美味いものがあるスコッチと比べると、コニャックやカルヴァドスは高価格帯でないと、本当に美味いやつが無い印象。費用対効果が低いかなあと思います。