ドラン シャンベリー ドライ ヴェルモット

  • 2024-12-30
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初めに

2024/10/30開封、価格は1,900円。度数17.5度、容量750ml。産地はフランス、サヴァワ地方シャンベリーに1821年設立されたドラン社です。葡萄の品種はユニ・ブラン。

同社は創設以来、天然の高山植物を使用し、独自の製法を守り続けています。自分好みのドライマティーニを作る為、ドライヴェルモットを調達しました。

色・香り、味わい

色はほんの少し黄色みがかっています。香りはヴェルモットらしい発酵臭、酸味などを伴った葡萄の香りがします。

ドライヴェルモットは今回初めて飲みました。ドライと言うだけあって、確かに甘みがかなり落ち着いています。辛口の酒精強化ワイン、前飲んだロマテ(別記事参照)に近い印象です。辛口と言っても、やや辛口と言う感じで、飲み易いと思います。

販売店の宣伝にある通り、ナッツや柑橘のような香りが確かにあります。香草のようなすっきりとした味わいがあり、飲んだ後に少し舌が渇きます。この渇きはワイン由来の渋みが原因と思いますが、実に心地良い。裏面のラベルを読むと原産国はフランスになっていますが、使用している白ワインはイタリア産のようです。

カクテルにせず、そのまま飲んでもそこそこ美味い。はっとするような美味さではないが、滋味と言うのか、穏やかで素朴な味わいがあります。味わいは単調なので、これ単体でいつまでも飲み続けられるような酒ではなく、食前・食後酒などで一杯飲むのが良いだろうと思います。

マティーニ

先ずはブードルスと組み合わせて。ジンとヴェルモットの比率は凡そ三対一で。ヴェルモットがドライだけあって、甘ったるくない。最初口に含んだ時は結構甘く感じましたが、余韻は辛口ですっきりしています。

最初はジュニパーの香りに迎えられ、そして華やかな感じがあり、カクテルにしてもドランが持っているナッツの香りが健在で後を追う。理想のマティーニに近づいた気がします。ただ何か違和感があり、余韻に少し塩っ気が強い気がしました。

次はブラックウッズ・ネイビーストレングス(別記事参照)と割って作りました。ジンとヴェルモットの比率は同じく三対一。ブードルスと比較すると、かなり甘く感じます。ジン単体で飲んだ時はそこまで甘く感じなかったのですが・・・ジンの濃さが出ているのでしょうか。ジンとヴェルモットが混ざると、不思議と元より甘くなる気がします。

ブードルスの時と同様、ナッツの風味は出ていると思います。ヴェルモットで割ると、ネイビーストレングスのきつさが緩和されたと思います。マティーニにしては度数が高いが、これはこれで悪くない。私はブードルスの方がヴェルモットの風味が活きていると思いますが、これは好みの問題でしょう。

最後に

ある程度ストレートで飲んでも満足出来る美味さがあり、食前中後酒として飲んで良し。カクテルにして良し。ヴェルモットは実に良いお酒です。ジン自体が結構甘い事が多いので、ドライマティーニを作ろうと思えば、やはりヴェルモットの選択はドライに限る。ドランは手頃な値段で、良い商品だと思います。

記事公開 2024年12月30日

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