初めに
2023/1/2開封、価格は4,730円。度数42.0度、容量700ml。産地はスコットランドのスペイサイド、グレンリネス蒸留所です。地域の湧き水を使い、有機栽培された大麦・小麦の麦芽を4:1の割合で使用しています。粉砕した小麦の種子も混ぜているとか。大麦と小麦を2回発酵、単式蒸留と連続式蒸留の混合蒸留法という長い工程で手間をかけて作られています。
同社のオーガニックジンが素晴らしかったので期待しての購入。あと少しで連休が終わる頃で、急に現実へと引き戻されるのを感じながら飲みました。
色・香り、味わい
色は無色透明。匂いはほぼ無く水道水のようで、他のウォッカと共通しています。
最初の印象はやや平凡と思いました。辛口でびりっと刺激が強く、余韻の刺激は長め。宣伝にあるようなバニラ、ココナッツ、バタースコッチなどの風味は私には一切感じられなかったです。ウォッカは添加物なんてほぼ無いので、あまり複雑な風味はないと思いますが・・・販売店は何かウィスキーの宣伝と同じ事を言っている印象です。酒の宣伝はいつも誇大広告だと思います。
少なくとも安物のウォッカのような下品さは無く、注意深く味わうと麦の豊かな旨味がそれとなく伝わって来ます。オーガニックジンを飲んだ時のような感動は無かったです。
4日になって改めて飲んでみると、飲み始めよりも円やかになったように感じられました。すっきりとした滑らかさがあります。透明感があって雑味無し。消毒臭くない、癖が無く品の良いウォッカを飲みたい人なら勧められるかと思います。
最後に
オーガニックジンとほぼ同じ価格ですが、購入するならジンの方を強く勧めます。ジンと比較するとウォッカはやや平凡と感じました。