初めに
2023/5/4開封、価格は5,500円。度数46.4度、容量700ml。産地はスコットランド、アイランズに分類されるラッセイ蒸留所が作るジンです。浸漬法とヴェイパーインフュージョン法(バスケット法)を使い分け、豊かな味わいと新鮮な香りを抽出しています。ちょっと綺麗な紙の箱に入ってきます。
スピリッツはモルト100%のニューメイクを使用しています。ニューメイクは初めて目にする単語でしたが、蒸留仕立てのウィスキーの原液の事らしいです。スピリッツに金がかかっているのが分かります。
材料は島に自生しているジュニパーの他にアンジェリカの根、オリスの根、コリアンダーの種、スイートオレンジ、ヒッチョウカ、リコリスの根、ルバーブの根、レモンの皮、スピリッツの合計10としています。
色・香り、味わい
色は無色透明。香りは花のような甘く華やかな香りで、モルトのような香しさが確かにするように思います。
味わいは第一印象で華やかなジンだと思いました。飲んだ瞬間、花のような甘く、優しく、蠱惑的な香りが口一杯に広がりました。それから、いくばくかの苦味と、程良い香辛料の刺激。
ニューメイクを使用していますが、私の舌ではモルトっぽさは無いように思いました。口当たりが軽く滑らかで、飲み易いジンです。牧歌的で柔らかく、暖かい日溜まりのような印象。口の中で転がすと、しっかりとしたジュニパーの存在を感じます。
宣伝の通り、すっきり爽やかな柑橘風味の真っ当なジン。柑橘系ジュースを飲んでいるような爽やかと甘さがあります。私の評価ではエイトランズには劣るかもしれませんが、一度試しに飲んでみる分には悪くないと思います。
最後に
連休後半に雨が降り続き、気温が下がるどころか蒸し暑かったので、このような爽やかなジンを飲んで生き返りました。この価格帯だと強豪が多いので、一番にはなれないかもしれませんが、ともあれ美味かったと思います。