NO.3 ロンドン ドライジン

  • 2023-05-13
  • 2023-05-16
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初めに

2023/4/30開封、価格は3,710円。度数46.0度、容量700ml。産地はイギリス、BB&R社(ベリー・ブラザーズ&ラッド)というワイン商が作るジンです。販売はBB&R社ですが、実際に作っているのはオランダのデ・カイパー蒸留所De Kuyper Royal Distillers)です。スピリッツはグレーンを使用しており、100年前の銅製ポットスチルで蒸留しています。

NO.3の名前の由来は、ロンドンのセント・ジェームス通りにあるBB&R社の建物の番号。それから使用している果物と香辛料の種類が共に3である事です。かくかくとした特徴的な瓶と、嵌め込まれた鍵の飾りが印象的で目を引きます。

材料はアンジェリカの根、オレンジの皮、カルダモン、グレープフルーツ、コリアンダー、それから勿論ジュニパーが使われています。材料はこの六つのみ。

色・香り、味わい

色は無色透明。瓶の鍵のところにシトラスの表示があるように、開封時に柑橘の香りがしました。直に嗅いでも香りは弱めです。

最初の一口は、少し滑りを感じました。第一印象で、味わいは単純だと思いました。「モンキー47」のようなジンを飲んだ後なら猶更。アルコールの強さと、ジュニパーの香りがしっかり伝わって来ます。注意深く味わうと、グレープフルーツの香りも伝わって来ます。

結構単純で、力押しのジンだと思います。上質な方だと思いますが、もう少し味わいに複雑さと繊細さ、充分な旨味が欲しいところです。アルコールをきつく感じるので、滑らかさも欲しいと思います。二杯飲んで舌が妙に乾き、痺れるのを感じました。

途中から余韻に苦味が出てきました。柑橘系の皮のような感じ。グレープフルーツの苦みかもしれません。辛口のジンで、塩っ気がやや強いかと思います。半分以上飲んだところで、ジュニパーがより明確になり、塩っ気は引いてきました。最後の方まで苦味は強めでした。

最後に

同社のジンは前に映画キングスマンの記念商品を飲みましたが、それ以来です。少し記憶が古いですが、キングスマンの方が美味かったと思います。同じ価格帯でもっと良いジンがあるので、分が悪いかなと思います。

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