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旅の記録 その二 愛知県 矢並湿地

初めに

2023年10月某日、愛知県は豊田市の矢並湿地を訪れました。毎年期間限定で公開されています。矢並湿地は東海丘陵湧水湿地群の一つで、他に恩真寺湿地上高湿地がありますが、この二つは通常一般公開されていません。その代わり、たまに有料で(安いですが)観察会があるので、それに参加する事が出来ます

現地には14時ぐらいに着きましたが、充分余裕をもって観られました。20分もあれば余裕で回れるほど狭い土地でした。

鞍ヶ池公園の駐車場からバスの定期便が出ており、往復のバスが無料で利用出来ます。片手で数えられるほどの乗客しかいなかったので、大概混雑する事はないと思います。多い時で1時間に5便ほど出ているので、バスの時間を厳密に狙って出立しなくても良さそうです。

TRUE-SPECのブーニー、半袖のポロシャツ、ジーンズ、BATESのブーツという出で立ちで赴きました。10月でも午後はまだ暑く、この格好で充分でした。念のため水を溜めたナルゲンとタオルを携行しましたが、暑いものの滞在時間が短かったため必要ありませんでした。

散策

到着して最初の印象は、言っては悪いですが「平凡だな」と言う感じでした。ラムサール条約に登録されているからと過度に期待すると、肩透かしを食らいます。岐阜県のモネの池とかもそうですが、観光関係の写真は良い所ばかり切り取っているので、実際に肉眼で確認した時の差異や、季節や時間帯による見え方の違いまで分かりません。ぱっと見では「何やら繁っているな」としか、感想が湧きません。

下記画像は矢並湿地で捉えた植物です。左は菊科の鈴鹿薊(すずかあざみ)ですが、首が90度曲がったものは煙管薊(きせるあざみ)と言うそうです。中央は溝蕎麦(みぞそば)、右は鵯花(ひよどりばな)でしょうか?確信が持てるのは薊だけなので、間違っていたらすいません。

植物の種別を示す札がそこかしこに掛けられていましたが、雑草が沢山繁っているので私には何が何やらでした。植物は兎も角、昆虫に関しては想像していたより種類がかなり少ない印象でした

矢並湿地で見られる代表的な虫の中に八丁蜻蛉がいますが、今回捉えられたのは別の種でした。下記画像に赤い蜻蛉が映っていますが、大陸茜秋茜の類だと思います。八丁蜻蛉は頭部まで真紅に染まっているので、これは明らかに違います。動きの速い昆虫の撮影は難しい・・・あまり良く撮れていないと思います。

下記画像は褄黒豹紋(つまぐろひょうもん)の雄だと思います。雄が柿色と黒の斑点の羽を持つのに対し、雌は羽の両端が白黒になっています。この蝶は矢並湿地の固有ではなく、日本国内で広く分布しているので有難みが有りません。

気になった事としては、散策の歩道から外れた暗所には塵の投棄が目立ち、どこにでも屑はいるもんだと思いました。日本もアメリカのパーク・レンジャー(自然保護官)のように、自然保護の為に塵の投棄や動植物の持ち去りを監視したらどうかと思います。

最後に

滞在時間の短さ、見所が豊富に無かった事から、内容の濃い記事は書けませんでした。季節によって見られる植物・生物が大きく異なるので、10月しか公開されないのは実に惜しいと思います。この湿地でしか見られない様々な植物・生物に沢山遭遇できるかと思いましたが、そうでもなくやや期待外れでした。

どうやら鞍ヶ池公園は家族連れに人気なようで、駐車場や歩道など良く整備されており、スターバックスもあります。子持ちの家庭であればあまりお金を掛けずに休日を過ごすついでに、自然観察をするのも一興でしょう。

行きは忘れましたが、帰りはしっかり「有難う御座いました」とバスの車掌に謝意を述べて去りました。また機会があれば訪れたいと思います。

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