初めに
長年使用した机兼CD・DVD収納の家具。ゴムタイヤが劣化して次々に、ぼろぼろと砕け始めてきたので、買い替えをすることにしました。やはりゴムは駄目ですね。何処で買ったのか、何処で作っているのか今となっては不明ですが、長年活躍してくれました。15年以上は使ったと思います。元は取ったと思うので、退役してもらうことにしました。次に買う物は一生物となる机にしようと心に決めました。
候補に挙がったのがレグナテックの家具。レグナテックは佐賀県にある会社で、企画・設計・生産を日本で行っています。木材は輸入材を使ったりしますが、今時感心な会社だと思います。高級家具の中には企画は日本でも、生産が中国という製品は珍しくありません。これまで同社の製品を数点購入しており、概ね満足な品質でありました。今後はレグナテック製の家具で統一していこうと思っています。
外観・使用感
部屋があまり広くないので、場所を取らないこと、ある程度収納性があることを条件に商品を選びました。これまでレグナテックの家具は、ウォールナット材ばかり購入してきたので、今回はオーク材を試そうと思いました。オーク材と言ってもレグナテックが使っているのは、日本の楢(なら)の木ではなく、恐らく色合いから見て北米産のホワイトオークだと思います。
数ある商品の中でも見た目、機能性、価格などを比較するとすぐに対象商品が挙がってきました。それがヴィータ・コーヒーテーブルです。
この商品は地元の家具屋で購入しました。どちらかと言うと暗く深い色合いが好きなのですが、食わず嫌いはしない性質なので、明るい色合いのオーク材を試しました。安物の家具と違い、持ってみると外観からは想像出来ないほどずっしりと、重量を感じます。家具屋が足の底にフェルトを貼ってくれているので、床を滑らせるのに苦を感じません。
天板の下には引き出しが二つあり、天板と引き出しの間には空間が存在します。安物家具の場合、引き出しの開閉がぎこちなかったり、すぐに立て付けの悪さを感じます。最初は良くても経年で歪みが出るのか、後々開閉がぎこちなくなったり、隙間が広がったりしますよね。
レグナテックの家具は引き出しの開閉が極めて滑らかで、例えるなら、開閉の際はお箸箱のようなシュッとした小気味良い音を立てます。引き出しの深さは左程ありませんので、文房具やリモコン、眼鏡などあまり高さの無い小物を収納しています。空間部分には新聞・雑誌などを置いても良いでしょう。居間にぴったりの机だと思います。
個人的な意見としては、引き出しの収納力はもっとあった方が良いと思います。天板と引き出しの間の空間は埃が溜まり易いし、この部分を排除して引き出しの高さを稼いでも良いと考えます。
天板は木目のでこぼことした感じがあるので、直に物書きをする時は多少字が歪んだりすると思います。画像はやや暗いですが、実際はもっと明るい色をしています。ウレタン加工をしているので、肌触りは滑々です。
ノートパソコンを置いて使ったり、勉強や読書、軽作業する分には充分な広さがあります。私が購入したのは幅900×奥行500の物ですが、幅は900と1,100、奥行は400と500それぞれ二種類あります。自由に幅と奥行が組み合わせ出来て、さらに木材がウォールナット、ブラックチェリー、オークの三種類から選べるようになっています。仕上げはウレタン塗装のみです。
上記画像は、愛機であるSIGMAのdp0 Quattroで出来るだけ寄って撮ってみました。マクロ撮影用では古いPENTAXのカメラ(Optio WG-2)を今でもたまに使っていますが、SIGMAで何処まで接写出来るか試そうと、遊んで撮ってみました。 私が撮った写真から、どこまで木目の美しさが伝わるか分かりませんが、参考になれば幸いです。私のような素人でも綺麗な画像を取れる文明の利器に感心。
最後に
購入してから傷を付けないように大事に使っています。私室と言う自分が一番落ち着くことが出来る空間。その空間を贅沢に彩る物として、家具は大事な存在だと思います。お気に入りの机があるだけで、パソコンを使ったり、珈琲を飲むという当たり前の習慣が、とても楽しいものになります。
私が死んでも、私の甥姪や次の世代が使ってくれればと思っています。ニトリやIKEAではなく、国産の上等な家具を後世に伝えたいと思います。