初めに
2025/1/31開封、価格は4,580円。度数40.0度、容量750ml。産地はメキシコ、ドゥランゴ州に1,862年設立されたアパルス蒸留所です。アガヴェの品種はセニソ100%、伝統的なアルテサナル製法で酒造りをしています。年数表示の無いホベンのメスカルです。

この記事を書いている2025年3月1日、朝のNHKニュースでアメリカとウクライナの交渉が決裂したのを確認しました。開口一番ドナルド・トランプは「安全保障の話はしない」と牽制し、鉱山開発権の前提をいきなり覆しました。ゼレンスキー大統領が第三次世界大戦を巡って賭けをしているとか、呆け老人のような訳の分からない事も言っていました。人の不幸を手の上で転がして、金儲けの事しか考えていないのはトランプですよね。
NHKは「口論の応酬」みたいな見出しを付けていましたが、事実と異なります。会談の一部を抜粋した動画とは言え、一連のやり取りを冷静な人が冷静に分析すれば、口論と言うよりもトランプ(アメリカ側)の一方的な罵りにしか見えなかったと思います。トランプも副大統領のJ・D・ヴァンスも「敬意を払え」みたいな尊大な物言いで圧力をかけ、自分達アメリカを上位に置いて、完全にウクライナを見下していました。ヴァンスは完全に、トランプの腰巾着ですね。トランプの捨て台詞を要約すると「頭を下げたくなったら、いつでもまたおいで」みたいな感じなのに対し、ゼレンスキーは「アメリカには感謝している」と言葉を残しています。これのどこが口論なのでしょう?彼は侮辱を受けながらも、それによく耐えていました。大体、トランプは繰り返し「取引」と言う言葉を使っています。この場合取引とは、正に「商売」の取引と言う意味でこの男は使っていると思います。平和を巡る「外交」において、そのような不適切な言葉を使うこと自体非常識で、下劣で、人の命を金蔓としか思っていない最低の糞野郎である事をよく表しています。早く死んで欲しいですね。
ゼレンスキーは正念場において、よく我慢していると思います。国が滅びるかどうかの瀬戸際ですが、安全保障の確約も無いまま、開発利権を渡してしまったらどうなるか。アメリカは金だけ奪って助けない可能性が高いと思います。占領地を手放して和平交渉すべきと言う意見もありますが、占領地を認めてしまったら、それを橋頭保にロシアがさらなる占領を進めて来るのは間違いないでしょう。テロリストは一歩譲れば、百歩踏み込んで来るので。彼は自分の自尊心を守るとかくだらない事に拘っているのではなく、本当に国の事を考えていると感じました。私でも同じ事をします。最後の最後まで「今出来る最良の努力」を怠らず、最も理想的な結果を引き寄せる為の、あらゆる可能性を諦めない。今彼がやっているのはそう言う事。誰でも溺れかけているところに「浮き輪を投げてあげようか」と提案されたら、すぐに飛び付きそうですが、アメリカは「有料」と言っているのです。しかも料金先払いで、本当に約束を守る証明も無い訳です。私はウクライナを応援します。
本当にトランプは不愉快でむかつきましたね。トランプを持ち上げている一部の日本人達も、本当に気持ち悪いです。NHKは「相変わらずの偏向報道」でした。財務省解体デモを報道しないし。NHKもくたばれ。当ブログは政治系なので、いつでもどんな記事でも、いきなり政治の話題をぶち込みます。今朝は目覚めていきなり気分が悪くなったので、ここでぶちまけました。気分が悪いから酒でも飲んで気を紛らわせたいのですが、珍しく風邪をひいてしまって味覚が馬鹿になっているので酒を飲めず。酒の記事でも書いて我慢します・・・
色・香り、味わい
色は無色透明。香りはチーズ臭、腐臭のような感じ。ゴムのようなの匂いもします。モンテロボス(別記事参照)と比較すると、かなり強くて臭い香りです。宣伝には甘いキャラメル香とありますが、臭いと言う印象が強くて伝わって来ませんでした。
味わいは少しとろみがあり、甘さはしっかりとあります。口に含んだ瞬間はさらっとして水っぽく、よく舌に絡ませると、確かに少しとろみがあるのを感じます。中間から終わりまで、ぴりっとした香辛料の刺激。喉を落ちる瞬間に、果物のような甘い味わいがあります。余韻に燻製やゴムっぽい香りと苦みがあり、苦みは結構強いと思います。甘口だが強めの苦みと、締めの香辛料的な刺激が相まって辛口な印象。アルコールは度数以上に強く感じます。アパルスが持つ強い個性がそう感じさせるのかも。モンテロボスより癖が強く感じます。


飲んでいる最中もかなり臭い!グラスを傾けると、かなり癖のある強い香りが立ち昇って来ます。この臭さは、好き嫌い別れそうな個性です。上品な香りとは言えないから。言い方が悪いですが、人によっては発酵臭と言うより、食用としては躊躇われる腐った臭いに感じられると思います。最初は私も強烈に感じましたが、慣れると気にならなくなりました。慣れとは怖い。瓶の半分程消費すると、渋みが目立ってきました。渋のせいで舌が渇くので水は欠かせず。
最後に
美味い部類に入ると思いますが、アパルスをモンテロボスと比較すると後者程複雑な味わいは無く、単調であると思います。好みの問題なので、上手く嵌まれば気に入るとは思います。価格差が殆ど無い両者なので、私としてはアパルスは癖が強過ぎる感じがするのと、単純に味わいでモンテロボスの方が上だと思うので、後者を選択します。
記事公開 2025年3月1日