初めに 基本情報の比較
今回の記事は最近購入したハイスピードギア（以下HSGI）のピストルケースと、以前から使っているタクティカル・テイラー（以下テイラー）のガンラグを簡単に比較したいと思います。どちらもハンドガンを収納・運搬する為のバッグです。両者ともアメリカ製です。
HSGIの大きさが凡そ横300Ｘ縦230、テイラーが横340Ｘ縦210と、画像を見ても分かる通り、テイラーの方が横長です。重量は、手に提げて量ってみた感じでは、どちらも同じぐらいだと思います。両方とも軽い印象です。材質はHSGIが500デニールコーデュラナイロン、テイラーが1,000デニールコーデュラナイロンだったと思います。
どちらも前面に会社のロゴが縫い付けられており、HSGIの方は裏面にパッチを付ける為のマジックテープが貼ってあります。両者共に、バッグの表裏内側に衝撃吸収用の緩衝材が入っています。外部からの衝撃に対する防御力は、どちらも優れていると思います。
金額はテイラーが＄47で、HSGIの方は忘れましたが、左程変わらなかったと思います。HSGIのピストルケースは公式ページから多分削除されていて、廃盤になっていると思います。HSGIは商品の入れ替わりがかなり速い印象で、いつの間にか無くなっていることが多いです。欲しい物を見つけた時は、早めに購入すると良いでしょう。
ハイスピードギア ピストルケース
次に個別の中身を見ていきましょう。バッグを開くと左右で違う構造になっており、片方は汎用性のあるポケットが4つ縫い付けられています。マガジンを入れるのに適している深さがありますが、その他の物を突っ込んでも良いでしょう。サイレンサーを入れても良いかも。両端のポケットはマガジンを入れるとややきつい印象。中央2つのポケットはかなり余裕があります。グロック用の延長マガジンを収めるにはバッグ自体の高さが足りず、入れてもジッパーが締まりません。
反対側はマジックテープでハンドガンを固定する部品と、マガジンを挿す部品が付いています。どちらも使い手の自由に配置出来ます。このマガジンを挿すゴムが相当硬くて、かなり使い辛いです。無理矢理収めることが出来ますが、ここにマガジンを挿さない方が良いでしょう。折り畳みナイフや、シュアファイアなどを挿すにも向いておらず、使い道が無いかと思います。
タクティカルテイラー ガンラグ
次はテイラーのガンラグについて。HSGIと違ってテイラーはハンドガンを固定する帯は付いておらず、緩衝材が挿入されたポケットに丸ごと突っ込む仕様になっています。
反対側にマガジンを挿入する為のゴム帯が縫い付けられており、5本収納可能です。ゴムは固すぎず緩すぎずで丁度良いかと。こちらもグロックの延長マガジンを挿すと、バッグが閉じられません。テイラーのガンラグは、中身がかなりすっきりした印象です。必要最低限という感じがします。
最後に
どちらも良い商品なので、欲しい人は好みで選ぶのが良いでしょう。自宅で銃を保管するにも、サバイバルゲームの運搬用にも使えて、こういう物があるだけで気分が盛り上がりますね。
日本で出回っている商品は取り扱い店によりますが、現地価格よりかなり高価な印象です。1.5倍ならまだ良い方で、2倍以上の値段をふっかけている所もあります。今から20年以上前、SOE（Special Operations Equipment）の製品が日本に入って来た時、現地価格＄300の商品が堂々と10万円で売られていたのを覚えています。私は留学先のカナダで直接SOEとメールのやり取りをして、CQBベストを購入しました。当時の私はクレジットカードを持っていなかったので、銀行でIMO（International Money Order）というサービスを利用して送金しました。納期が間に合わなかったのでカナダではなく、帰国に合わせて日本まで輸送してくれました。良い思い出です。
閑話休題。まとめて大量に購入する際は、両社共に国際発送をしてくれるので、個人輸入をお勧めします。どちらも利用したことがありますが、確実に届きます。辞書を引けば分かるような簡単な手続きしかありません。但し、輸送代がかなり高くつくので、1,2点程度の小口の買い物は逆に日本で買うより割高になります。また2022年12月現在のように円安の場合は当然、円が落ち着くまで待ったが良いでしょう。最近はめっきり買い物しなくなったので現在の状況は分かりませんが、テイラーは発送前に請求が来るのに対して、HSGIは発送してから請求が来ます。HSGIの方が気持ち発送が速い印象でした。
この手の商品は安物や恥知らずな模造品が跋扈していますが、安物買いをしていると人間も安くなるので是非、高品質な実物を購入しましょう。
