初めに
今回紹介するのはBallistics（バリスティックス）の商品四点。最近私はバリスティックスの商品をよく購入しますが、こちらはミルスペック規格の材料を輸入し、日本製に拘って商品を生産するので感心します。バリスティックスの良いところは、良質な材料を使い、日本製であるけれでも価格はお手頃と言う事実。「自称タクティカル系」の商品を作っている会社が他にありますが、そう言うところは大概値段が不当に高い傾向にあります。何処とは言いませんが、値段が高いだけの商品を買うぐらいなら、円安でも実戦証明された実物を海外から購入しますよ私は。
また、日常的に使い易い商品が多いので、軍用品好き・サバイバルゲーム愛好者達だけでなく、高耐久性や毎日の使用での便利さを求める人達に訴求出来るでしょう。商品の種類が極めて多いのも瞠目に値します。迷彩柄以外の色の展開が多いので、迷彩柄が苦手な人でも手に取り易いかと。都会では迷彩柄の服や鞄を身に着けていただけで、職務質問をしてくる馬鹿警官がいるそうですから。職務質問は任意なのに、強制する屑警官が多いですから。警察と検察は屑ばっかりですね。迷彩柄の取り扱いに気を付けないといけないとは、全く馬鹿げた話です。
同社の欠点としては、商品の欠品が常態化しているところ。欲しい商品がいつまで経っても入荷しないとか、「こんな商品本当に必要？」と首を傾げるような物もあるので、ある程度商品展開を縮小して、生産性を高めた方が良いのでは？と思います。あちらさんの勝手なので、余計なお世話かもしれませんが。では、忌憚の無い紹介に移りましょう。
ファニーポーチ
こちらは実物装備で有名なEAGLE社のファニーポーチを踏襲したような商品です。私が選択した色は精悍なマルチカモブラック！夜外へ飲みに行く時に、財布等を収納する為購入しました。夜の闇に溶け込む迷彩が気に入っています。肩掛けだけでなく、腰に回しても良いようですが、私は腰が細過ぎるので調整しても緩くて駄目でした・・・
前面に荷室が二つ（それぞれ水抜き穴有り）と、背面に荷室が一つの計三つの収納があります。内部に内ポケットが無い単純な構造です。一番広い荷室は、ナルゲンの550mlのボトルでも余裕で入ります。
一見収納力があるようですが、私には少し物足りませんでした。長財布を入れるとそれだけで結構一杯になります。使い方次第ですが、縦横より奥行きがもう少し欲しいところです。
それから、肩掛けしていると背面の収納は物の出し入れがし辛いので、これは個人的に必要無いと思います。あと一回り大きくしてくれればもっと使い易いと思います。後は申し分ありません。
アウトドア モンキーバナナ
仕事用で使っていたMystery Ranchのヒップモンキーが僅か二年足らずで壊れてしまい、代わりに購入しました。下記画像にある通り、ジッパーの縫製が破損して閉まらなくなったためです。強い力で人に引っ張られたのが原因ですが、思ったより耐久性が低かったのが残念です。
縦横奥行きの寸法は約14×33×10cm。本当は迷彩柄が欲しかったのですが、欠品していたので赤色を購入しました。良い発色をしているし、牛革の部品と相まってお洒落な感じなので、今はこれで良かったと思っています。他にも「モンキーバナナ」の名称が入った商品が展開されていますが、こちらが一番小さい物になります。
収納は二つで、内部に内ポケット類はありません。側面の小さい収納には目薬等の小物を入れて。主の収納には筆入れやその他嵩張る物を諸々入れています。こちらもファニーポーチ同様、私の使い方では収納力が不足していました。もう一回り大きい商品があるので、そちらをお勧めします。
下記画像は、収納に入れる事が出来た物一覧です。勿論、銃刀法違反になるのでこんな物達は持ち歩きません。無理やり詰め込めば、これだけ入ります。
側面から底部にかけてＬ字型に網の部分があります。ここはティッシュぐらいは入りますが殆ど見た目だけで、使い勝手が良いとは言えません。
使ってみて分かったのは、上部から物の出し入れするのは、意外とやり辛いと言う事。側面にジッパーがついている方が絶対に使い易いです。肩掛けすると鞄と体が密着するので、ジッパーを開く時に窮屈な感じがします。言葉では上手く伝わりませんが、使えば分かります。
ティッシュケース
改良が重ねられて、何世代かある商品です。私が選んだ色はモッシーオーク。よく狩猟用迷彩で使われる柄です。私がサバイバルゲームをやっていた頃、これと似た柄のリアルツリーエクストラの迷彩服をよく使っていました。この手の柄は迷彩効果が非常に高いですが、意外と見向きされていません。
最近流通している容量が多いティッシュ箱は厚みが6cm以上ありますが、これはその厚みに対応していません。この商品は最大で5.5cm厚の箱が収納出来ます。本体重量はとても軽いです。
私は車載用として採用しており、座席に帯を掛けています。ジッパーの隙間からティッシュが出て来ますが、引っ掛かりがなく滑らかに取り出せるので、良く出来ていると思います。外側にタグが沢山付いていますがちょっと煩い感じなので、もう少し大人しい方が好みです。
CCマルチポーチ
最後に紹介するのは2024年の新商品であるCCマルチポーチ。こちらも色はモッシーオーク。外側には携帯電話が入る広さの収納が一つあり、パッチ取付用のベルクロが縫われております。内部は緩衝材が前後に張られており、貴重品を入れるのに適しています。収納力はあまりないので、携帯電話等の小物が入る程度です。
肩掛け用のパラコードが付属していますが、はっきり言って安っぽいし強度に不安があるので、私はすぐに外しました。パラコードは内側で縛ってあるので、それを解けば簡単に外せます。ここはもっとお金を掛けるべき点だと思います。
外側の収納は、携帯電話を収めるには不安があります。私が使っている携帯電話は京セラのURBANO（とんでもないぽんこつ携帯）ですが、かなり緩いので簡単にすっぽ抜ける可能性があります。また、外側は緩衝材が無いので、強い衝撃が加われば終わりです。取り出し難いですが、携帯電話を入れるなら内側がよろしいでしょう。内部の内ポケットは肉厚の緩衝材で守られており、こちらなら安心だと思います。
背面はベルトに装着する用と思われるベルクロと、MOLLEに取り付ける為のスナップボタンがあります。私は今後、この商品はHSGIのAOチェストリグと組み合わせて使おうと思います。
最後に
私は時々自然観察を目的とした旅行に出ますが、そのような旅先や仕事用、日用品としての機能を備えたバリスティックスを高く評価しています。前述しましたが、欠品が多いのが玉に瑕なところ。勝手な言い分ですが、是非自信を持って在庫の拡充をお願いしたいところです。私はミルスペック規格の国産品なら、バリスティックス一択です。これからも応援します。
記事公開 2024年11月14日
