ラムJM アトリエ エピス クレオール

  • 2025-03-09
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初めに

2025/2/15開封、価格は4,130円。度数46.0度、容量700ml。産地はカリブ海、フランス海外県マルティニークのフォン・プレヴィル蒸留所(ジーン・マリー・マーティン)です。これでアトリエ〇○と名前が付く商品を全制覇しました。

商品名にある「エピス・クレオール」はそのまま「クレオールのスパイス」の意味です。フレンチオーク樽とアメリカンオーク樽で3年以上熟成されています。

色・香り、味わい

色は濃い琥珀色。開栓して瓶の口から匂いを嗅ぐと、バーボンのような香りがします。グラスに注ぐと少し離れていても、すっとした香りが漂って来ます。桂皮と言うよりはアニスだろうか。近くで嗅ぐと香辛料が確認出来ます。何となく、アールグレイのような紅茶の香りもします。消費が進むと、煮詰めた砂糖や蜂蜜のような、ねっとりとした甘さが香るようになったと思います。色んな表情を見せて楽しませてくれました。

飲むと濃くてはっきりした味わいです。アトリエ系では一番ゴールドに近いでしょう。ゴールドの熟成が1年、この商品がアトリエ系では一番長い3年ですが、こちらの熟成感は実際飲んだ評価としてはゴールドと左程変わらないと思います。

「クレオールのスパイス」の名の通り、一口で香辛料的刺激が分かります。香辛料の刺激が舌に響きますが、アルコールはやや円やかで、さらっとしています。最初に香辛料とバニラが出迎え、中間に豊かで若い木の香りや温かみのある甘さが広がった後、香辛料が再び現れて余韻へと消えて行きます。

樽は新樽でしょうか。新樽は木の香りが豊かになる一方で、主張が強いと原酒自体の味が伝わり辛くなる事もあるかと。リフィルの樽がよく使われる理由が分かります。

余韻に香辛料の刺激が暫く残り、苦みもあります。苦みは強めでこれも長く舌に残ります。目の覚めるような香辛料の存在感が印象的。辛口で甘さは控え目です。

アトリエ系は価格がほぼ同じで、実力も伯仲していると思います。甲乙付け難し。どれを飲んでも美味しいですが、個人的にはフリュイテとフュメをお勧めします。この商品は香辛料の刺激や辛口が目立ち、地味で渋い印象。他の二種の方が親しみ易いかもしれないですが、これはこれで良い商品です。じっくり時間をかけて味わうと良さが分かります。

最後に

私は煙草が嫌いですが、人が美味そうに呑んでいると吸いたくなる時があります。フランスのジタンとか美味しそう(もう売ってないそうですが)。きっとこの酒は、煙草と相性が良いでしょう。ブランデーで言えば、アルマニャックに近い渋さがあるかも?ラムJMのアトリエ系は、商品名と中身が完全に一致しているのが凄いです。それぞれ明確に個性が打ち出され、多分目隠しして飲んでも判別出来ると思います。すっかりラムJMを気に入ったので、今後もこの銘柄を探求したいと思います。ご馳走様。

記事公開 2025年3月9日

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