初めに
2024/4/4開封、価格は3,980円。度数40.0度、容量700ml。産地はスコットランドのハイランド、ロイヤルロッホナガー蒸留所です。「ロイヤル」の名前から察せられる通り、英国王室御用達です。
最初にこれを飲んだのはもう15年は前だと思いますが、昨年静岡を旅した時、地元のバーVICTORYで久しぶりに飲み、改めて美味いと思ったので購入しました。ハイランドモルトの購入としても実に2年ぶりです。
色・香り、味わい
色は明るい琥珀若しくは黄金。香りはいくばくかの煙臭さ、砂糖菓子のような甘さ、果実のような華やかさがあります。瓶の口を直に嗅ぐと、発酵食品のような饐えた匂いも感じられました。
最後に購入したのは電気屋に務めていた時ですが、その時は今より知識が無く、深く酒を味わっていない時分だったので、あまり印象に残りませんでした。今ならまだましな評価が出来ると思います。
味わいは清涼な果実感が先に立ち、豊かな甘み、それから香ばしさが続きます。余韻として香ばしさや香辛料の刺激があります。この香ばしさは、嫌味が無く心地良い薫香です。ぴりっとした締めの良さがあり、少し苦みも伴います。この苦みは余韻として暫く残ります。甘みは結構強めと思います。
穏やかですがのっぺりとした感じが無く、調和が取れた優等生型だと思います。少し飲み進めると塩っ気も出て来ました。初めてこれを飲んだ時は記憶に残りませんでしたが、経験を積んでこの酒の美味さがようやく分かった気がします。三分の一ぐらい飲むと青臭さとか、つんとした木の香りなどが主張し、甘さが後退した気もします。VICTORYの店員さんが言っていたように、確かに均衡が取れている酒だと思います。
最後に
英国王室御用達の名は伊達じゃない。久しぶりに自宅で落ち着いた環境で、美味いスコッチを飲んだ気がします。美味しかった。ご馳走様。