初めに
2025/2/22開封、価格は1,750円。度数40.0度、容量700ml。産地はスコットランド、マシュー・グローグ&サンの商品です。イギリス王室御用達のブレンドウィスキーで、40種類以上のモルト原酒で構成されています。

有名どころだと、マッカランやハイランドパークのモルトが使われています。酒に限らず、値段が高ければ品質が良いとは限らず。たまには値段が安いウィスキーも飲んでおこうと思い購入しました。
色・香り、味わい
色は明るい琥珀。甘い蜜と柑橘系の香り。少しワインっぽさもあります。濃厚ではなく、希釈したような柔らかい香りがします。
ブレンドを飲むのは久しぶりです。一杯目は優しく、ぼんやりしているとも言える味わい。味わいの中にも柑橘を感じました。アルコールの強さは程良く、果実感があり、軽く飲み易いと思います。三杯目から開栓直後のぼんやりとした感じが薄れて、輪郭がはっきりしてきたと思います。
余韻にすっとした香草のような感じと、やや強めの香辛料があり、飲み始めは円やかなアルコールが後半で変化。ワインのような香味と共にアルコールが強く感じられます。前半と後半の変化が大きく、ぐーっと右肩上がりで美味さが上って来る感じ。


確かにハイランドパークっぽさが出ているし、随分前に一、二度飲んだきりですが、マッカランの影響もきっとあるでしょう。日本人は知名度や流行りにすぐ乗っかるので、某NHK番組の影響でウィスキーが注目を集めたようですが・・・私はマッカランは過大評価と言うか、値段不相応だと思います。不味いか美味いかで言えば美味い部類に入りますが、値段が高過ぎて個人的に購入してまで飲みたいと思いません。
フェイマス・グラウスは低価格商品ですが、安っぽさは無いと思います。予想していたよりずっと美味く、私は充分楽しめました。最近よく行くバーで、カクテルの材料として使われているが納得です。デュワーズ、シーバスリーガル、バランタイン等他のブレンドウィスキーの代替品としても良いでしょう。
最後に
やや厚みに欠けるが、ストレートで飲んでも、それなりに美味しく感じられる品質があると思います。たまにはこの様な、なるい感じのウィスキーも悪くない・・・と思っていましたが、飲んでから記事にするまで、随分と日にちが経過してしまいました。この間に近い価格帯で競合が現れたので、フェイマス・グラウス危うしと言った感じです。
記事公開 2025年5月5日