ワイルドターキー8年 ジミー・ラッセル 70周年記念ボトル

初めに

2025/9/14開封、価格は7,380円。度数50.0度、容量750ml。産地はアメリカ、ケンタッキー州のワイルドターキー蒸留所。マスター・ディスティラーのジミー・ラッセルの、ワイルドターキー在籍70周年記念を祝して発売された限定品です。8年熟成のバーボンに、ラッセル氏が厳選した8~9年熟成原酒を混ぜて完成しています。販売店の宣伝では香りにバニラ、オーク、蜂蜜、桂皮やブラウンシュガー、煙草、オレンジの皮。味わいは甘いクリーム、バニラ、バタースコッチ、棗、ピーカンナッツ、紅茶とあります。

六月に購入しましたが、ずっと体調不良で飲めませんでした。九月に入って体調が回復し、ようやく開栓出来ました。通常の8年と比較すると、倍以上の値段。あっという間に何処も売り切れてしまったが、意外な所で入手出来ました。何処かと言うとビックカメラ。ビックカメラは意外と酒類の取り扱いが豊富なので、探している物が見つかるかも。

色・香り、味わい

色は濃い琥珀色。香りはオークや桂皮を感じます。すっとした香りが印象的。他に煙草や砂糖の様な香りもあるかもしれない。最初は香りがはっきりしませんでしたが、グラスに注いで数分置いた後に再度香りを確認すると、驚くべき変化がありました。濃厚な甘い香りが漂い始め、バターの様な脂質を感じました。もっと正確に言えば、ピーナッツバターが一番近いでしょう。少し重たいが、良い香りだと思います。

一口飲んだ限りでは、通常の8年との違いが分かりません。度数は高めですが、実際の印象はやや滑らかに感じ、飲み易いでしょう。宣伝ではバニラの味わいとありますが、私は桂皮っぽい印象でした。余韻もすっとしています。余韻は他にオークの香りや塩っ気があります。他にやや強い香辛料の刺激や酸味があります。海外サイトの情報だと玉蜀黍75%、ライ麦13%、大麦12%で構成されているようです。ライ麦の比率は低い筈ですが、ライウィスキーの様に香辛料の香ばしさが強くて辛口な印象です。宣伝では紅茶の味わいもあるとしていますが、これはあっさりとした余韻の方で感じられると思います。宣伝に蜂蜜の香りとありますが、むしろ味覚の方で感じられると思います。

3~4日経過すると、爽やかな果実の様な味わい、林檎の様な味わいを感じました。宣伝には甘いクリームやバニラ、バタースコッチとありますが、そのような乳臭さや重たい味わいは無いと思います。私の味覚では味わいに複雑さは感じられず、特に捻りが無く率直な印象。通常の8年物との明確な違いは無いと思います。二倍の価格差を認められる程の実力は感じない。美味しかったら二本目も調達しようかと思っていましたが、そこまでには至りませんでした。

普段滅多にやりませんが、蒸し暑さに辟易してロックとハイボールでも飲んでみました。グラスはリーデルのロックグラス。ロックにすると香りは蜂蜜の様な甘く優しい感じ。ハイボールはバーボン45mlに対し、炭酸(ウィルキンソン)は適当。原液の風味を良く残しているけれど、妙に塩っ気が強い印象でした。

最後に

何度も同じ事を言いますが、101の費用対効果が優れているので、そちらで充分だと思います。今回の件で、ワイルドターキーは高価格帯に手を伸ばさずとも、101で満足すべきだと結論を出しました。今後もワイルドターキーの開拓は進めるかもしれませんが、これ以上の高価格帯に踏み込む冒険はしないと思います。何にせよ、美味かったとは思います。ご馳走様。

記事公開 2025年10月11日

最新情報をチェックしよう!

アメリカンウィスキーの最新記事8件

>最強のWordPressテーマ「THE THOR」

最強のWordPressテーマ「THE THOR」

本当にブロガーさんやアフィリエイターさんのためになる日本一のテーマにしたいと思っていますので、些細なことでも気が付いたのであればご報告いただけると幸いです。ご要望も、バグ報告も喜んで承っております!

CTR IMG