バローネ・リカゾーリ グラッパ リゼルヴァ カステッロ・ディ・ブローリオ

  • 2023-02-18
  • 2023-03-17
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初めに

2023/1/29開封、価格は8,080円。度数45.0度、容量500ml。産地はイタリア、トスカーナ州のバローネ・リカゾーリ社の製品です。同社の看板商品であるであるカステッロ・ディ・ブローリオ・キャンティ・クラッシコの葡萄の絞り粕から造られているグラッパです。スロベニア産オーク樽で最低18か月熟成しています。最近バーで初めて飲んだグラッパが美味かったので、探求心が湧いて購入しました。

グラッパは葡萄の搾り粕を使ったお酒です。日本で言うところの粕取り焼酎になりましょうか。粕取りと言えば、戦後に流行したカストリ誌(紙質も内容も粗悪)の語源として、粗悪な密造酒=カストリ酒があるとか。白い簡素な外箱の中に、さらに化粧箱が詰められています。瓶のデザインは品格があり豪華。何故か輸入元などの情報が記載されたシールが貼られず、中に入っていました。

色・香り、味わい

色は明るい黄金、小麦色。香しい葡萄の香り、草の匂いがします。この青臭さは葡萄の房の香りでしょうか?干し葡萄のような感じでもあります。やはり初めてグラッパを飲んだ時の印象と同じで、洗練されている言うよりは、やや牧歌的な感じがします。

香りと同様、草や畳のような青臭さといくばくかの苦味があります。自分の言葉で上手く表現出来ませんが、牧歌的・野趣溢れる味わいと言えますが、洗練されていない訳ではありません。強く品格のある葡萄の香りと、豊潤さ、甘味が口一杯に広がります。コニャックよりも甘味が強いと思います。酸味もありますが、味覚より嗅覚で感じ取れます。

樽熟成しているものの、葡萄の存在感が強くてあまり木の香りはしなかったように思えます。青臭さは何となく葡萄由来と言う印象でした。

度数が45.0度ありますが強さを全く感じず、とても滑らか。舌、鼻腔から喉元を落ちる瞬間まで、豊かな葡萄の香りを楽しませてくれます。個人的にはコニャック・カルヴァドスとテキーラ・メスカルの中間、或いは親戚のような酒だと思います。

これは最初の一口から文句なく美味いと言えました。毎回ほぼ直感で知らない銘柄を選びますが、殆ど外れを引かない自分の直感を自負しています。スコッチは至高の酒だと思っていますが、スコッチの品質が低迷し(全てとは言いませんが)価格高騰する中、スコッチ以外の選択肢を常に考えないといけないので、色んな種類の酒を試して懐と相談しながら購入したいところです。

最後に

一緒に飲んだ父親も葡萄の香りがとても良いと喜んでおり、確かにアルコールに漬けた葡萄をいただいているような、葡萄そのものを丸ごと食しているような充足感がありました。容量が少なく高価な商品ですので、おいそれとは買えませんが、今回は良い買い物をしました。ご馳走様。

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