マーティンミラーズ ジン、ボンベイサファイア サンセット エディション、カルパノ アンティカフォーミュラ

  • 2021-08-07
  • 2023-02-05
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初めに

今回は一気に三種類の酒を記事にします。

マーティンミラーズ ジン

2021/7/7購入、価格は3,340円。産地はイギリス。度数は40度、容量700ml。自分たちの理想のジンがないことに思い立ったロンドンの著名な骨董商、マーティン・ミラーとその友人二人が手がけたジン。アイスランドの湧き水を使っているようで、それが瓶のデザインにも表れています。世界中から厳選して集められた10種類のボタニカル(ジュニパー・ベリー、コリアンダー、リコリス、レモンとオレンジの皮など)を漬け込んだスピリッツを、連続式蒸留に比べ低い温度で蒸留し、アロマ、フレーバーオイルその他成分を穏やかに抽出。インターナショナル・スピリッツ・コンペティションにて2005年にゴールドメダル、2006年にダブルゴールドメダルを受賞。

香り

結構つんと刺激が来て鼻が痛くなりました。柑橘系が強いかと思います。しかし、後半はほとんど香りが飛んでしまったように思います。

味わい

まず驚くのが40度の度数を感じさせない円やかさ。本当に40度あるのかと思います。口に含むと優しく香りと旨味が広がります。少しとろみがあり、穏やかで上品。飲んだ瞬間は少し苦味があり、その後余韻は長くありません。落ち着いたジンで、すごく美味いわけではないけれども安心して飲めます。薬品臭さが無く、水のようにすいすいと飲めてしまいます。ジンが苦手な人でもこれなら好いてくれるかもしれません。何か不思議な魅力があるジン。価格もお手頃で、常飲用にもってこいです。

ボンベイサファイア サンセットエディション

2021/7/7購入、価格は2,650円。 産地はイギリスのチェシャー州のラヴァーストーク・ミル蒸留所。度数は43度、容量750ml。ジンを常飲する人でボンベイサファイアを知らぬ人はいないでしょう。どこの酒屋でもほとんど置いていると思います。ボンベイサファイアはボンベイドライジンの上位種として1987年から発売しています。蒸留にはバスケット法(ヴェイパーインフュージョン製法)が採用されています。これは蒸留器に直接素材を浸すのではなく、バスケットに素材を詰めて、そこに蒸発したグレーンスピリッツを通過させることで香味付けしています。

通常のボンベイサファイアの10種類のボタニカルに加え、イバーノ・トヌッティ氏が厳選したホワイトカルダモン、ターメリック、マンダリンオレンジの皮を追加。計13種類のスパイス(ボタニカル)にヴェイパーインフージョン製法を施し、スパイスの味わいをより表現するために度数を43%に調整しているそうです。

香り

果実の爽やかさ・甘さが前面に出ていると思います。ボンベイサファイアを飲むのは本当に久しぶりで、朧げな記憶を頼りに定番品と比較すると、薬品臭さは抑えられ品があるように感じます。

味わい

香り同様、味わいの方も定番品より洗練されている印象です。薬品臭さがほとんどなく、爽やかですっきりとしていて甘い。少しばかり苦みも感じます。刺激が少なく、滑らかでややとろみがある口当たり。マンダリンが加えられていますが、それが前面に出て来ているかもしれません。僅かに香辛料が感じられるはターメリックか。香りに品の良さが出ているのは、ホワイトカルダモンのおかげかと思います。追加された三種類の素材の存在感を確かに感じました。良いジンですね。ジンが臭いとか苦手という人でも、これなら受け入れられるかもしれません。

カルパノ アンティカフォーミュラ

2021/7/7購入、価格は3,750円。度数は16.5度、容量1000ml。産地はイタリア。古典的なイタリアンヴェルモットの味わいを、頑なに守り通しているカルパノ社。アンティカフォーミュラは1786年に考案されました。イタリアの優良産地の白ワインを基に世界各地から集められたバニラ、サフラン、ニガヨモギなどの原料を使っています。門外不出の製法は、後継者である3名にのみ継承されているとか。

色、香り

液体の色は赤みがかった琥珀色でルビーのような見た目です。香りはしっかりと葡萄を感じます。あと変な言い方ですが、くわがた虫の匂いを思い出しました。小学生の頃、捕まえたくわがた虫を虫篭で飼育していましたが、土ではなく大鋸屑(おがくず)を敷いていました。その時の懐かしい香りを想起させる何かがあります。決して嫌な匂いではないです。

味わい

これまで家で飲むベルモットと言うとチンザノ、ノイリープラットだけでマティーニの材料という認識しかありませんでした。食前酒とか薬用酒?みたいな趣で、ストレートで飲んで楽しむこともありませんでした。これはかなり甘口で、単体で飲んでも美味しいです。干し葡萄のような甘さが前面に出て来ます。飲んだ瞬間は甘いですが結構苦味があり、余韻として長く続きます。ニガヨモギによるものでしょう。

マティーニ

ボンベイサファイアと混ぜてマティーニを作りました。ジンとベルモットの比率が5:1だとかなりベルモットが強く出るので、10:1ぐらいにして落ち着きました。ボンベイ60mlに対しカルパノ10ml以下にすると甘すぎずに作れました。その後マーティンミラーズも試しましたが、こちらの方が美味しいマティーニが作れました。グラスは安心のリーデルです。ご馳走様でした。

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