初めに
2022/1/10購入、価格は7,260円。度数48.0度、容量700ml。
産地はスコットランドのハイランド、瓶詰業者のエリクサーディスティラーズが販売しています。2011年蒸溜のホグスヘッド6樽を使用したスモールバッチの10年熟成。
宣伝文句は「香りはバニラ、アイシングクッキー、パイナップルジャム、ストロベリー、アップル。味わいはパッションフルーツやパイナップルのゼリー、デニッシュペストリー、ドライマンゴー、スパイシーなハチミツ。フィニッシュにガラムマサラのアクセント。フルーティテイストの心地よいブレアソールです。」
色、香り
色は明るく薄い小麦色、若しくは黄金色。香りは林檎か何か果物系と言うのは分かりました。
味わい
一口飲んで、ハイランドパークのようなかなりなるい系であると思いました。熟成感や唸らせるほどの旨味はありません。パッションフルーツとかパイナップルと言っていますが、南国系の果物より林檎だとか桃の味わいを感じました。味覚は十人十色で、宣伝文句は相変わらず全くあてにならないです。果実感というところだけ意見が合いました。
香辛料のようなぴりっとした痺れを余韻に感じさせますが、長く引かずに消えて行きます。甘さは強めで苦味があり、この苦味は少し長く続きます。辛口でさほど複雑な味わいではないと思いました。
ブレアソールを飲むのは初めてですが、がっかりと言うか期待外れでした。極めて平凡というのが第一印象。突出した個性は鬱陶しく感じることがありますが、これは個性というか芯が無いと思いました。ブレアソールの品質のせいか、この瓶詰業者に問題があるのか分かりませんが・・・
その後、半分以上呑んでから旨味が増してきました。香りは最初よりきつくなった気がします。どこか人工的で、化学薬品のように私には感じました。シンナーとかペンキのような感じです。
最後に
厚みは無いけれど、一般受けしそうな果実感のある味わいと、悪く言えば癖の無いなよなよとした感じが相まって存在感が希薄な気がします。好みは人それぞれで、こういうのが好きな人もいるでしょうが、私の好みとは対極にあると思いました。再度購入はないでしょう。