初めに
2022/3/11購入、価格は4,980円。度数43.0度、容量700ml。産地はアイラ島の西部、カリラ蒸留所です。カリラとはゲール語で「アイラ海峡」を意味します。以前はジョニーウォーカーなどの原酒用で、シングルモルトとしては比較的入手困難でした。2002年にヒドゥンモルトシリーズの一つとして12~18年物まで同時に3種類が発売されました。
色、味わい
色はやや暗く落ち着いた琥珀色で、香りは所謂正露丸の匂いがします。
味わい
口当たりは柔らかく、薬品のような正露丸臭としっかりした甘味に出迎えられます。飲んだ後もしばらく燻したような香ばしさが口内に残ります。初心者にはアードベッグより飲み易そうとは思います。同じアイラモルトでも、アードベッグやボウモアとは違った個性があると思います。
最後に
無駄に値段が上がり、味を落としているボウモアやラフロイグ、アードベッグを飲むよりこちらの方が賢い選択と思わせる品質があると思います。馴染みのバーの店主も、これは品質が安定している方だとのこと。ただ旨味はまだ弱いかなと思います。増産体制に入ったことで、それが吉と出るか凶と出るか、注視していきましょう。