エギュベル ジン

初めに

2026/4/26開封、価格は2,750円。度数40.0度、容量700ml。産地はフランス、プロヴァンス地方のエギュベル修道院で作られているジンです。修道院が作るジンを飲むのは初めてだと思います。公式サイトらしきものが在りましたが、このジンの事は載っていませんでした。

販売店の情報によると、エギュベルは「美しい水」という意味。使用材料はジュニパーベリー、アンジェリカ、カモミール、コリアンダー等になります。

色・香り、味わい

色は無色透明。グラスに注ぐとジュニパーの優しく甘い香しさ。柑橘の香りもするでしょうか。香りは大人しい。後述しますが、味わいと同じで香りも単調でした。

このジンは注ぎ口が独特の形状で、一気にどばっと出たりしません。切れも良く注ぎ易い。そして、しっかり閉まります。宣伝通りに滑らかなアルコール。液体にとろみを感じ、舌に触れるとふわっと軽く柔らかい感触です。ジュニパーが程良く香り、結構甘めに感じます。飲み初めこそ甘いですが、中間から締めにかけてじわじわと香辛料の刺激が強くなり、余韻にも刺激が暫く停滞します。そのせいで最終的に甘辛の味わいで、舌と喉が刺激で熱くなりました。

味わいに奥行きや複雑さは無いかと思います。宣伝ではジュニパーの香味が強いとありますが、それ程でもないでしょう。柑橘系の材料を使っているか不明ですが、柑橘らしき風味があります。何と言うか、余り特徴が無いジンです。癖が無いので飲み易いとも言えますが、かなり物足り無さを感じました。何故なら、ジュニパー以外の材料が殆ど香って来ないからです。それから、添加物に香料以外の記載は無いですが、私の味覚では砂糖を添加した様に甘く感じました。あまりジンらしくないジンと言う印象。

ジントニック

ライムが無いので有機レモンを使いました。ジン45mlに対し、ウィルキンソンのトニックを瓶の半分程注ぎました。グラスはリーデルのロックグラス。いつも通りグラスとメジャーカップ、トニックはよく冷やしました。レモンの果汁は入れ過ぎないように気を付けて。ジントニックしても甘めでしょうか。諄いと言う事は無い。が、元のジンがやはり甘いせいでしょう。私好みの、すっきりした味わいにはなりませんでした。

何度も言いますが、やはりジントニックにはライムだ。レモンはライムの代わりになりません。ライムが持つ独特のあの香りが必要不可欠。レモンは酸味や苦みが出ますが、香りが足りないのだ。輸入物のライムは買いたくないので、国産なら旬は9月から11月。食とは旬が重要なので、旬を外れているならジントニック作るべきではないかもしれない。時期外れの食材を欲する現代は、自然の理から外れているでしょう。

最後に

ジンはジュニパーさえ使っていれば、他はどうでも良いのでジンと名乗れます。だがこの商品はジンとは言えないでしょう。風味が物足りないので、アンゴスチュラのビターズを数滴垂らしたり、レモンを絞って飲んだ程です。アンゴスチュラを使うと、旨味が増す訳ではないですが、味の締まりは出ると思います。このジンはぱっとしない感じで、再購入は無いでしょう。

記事公開 2026年10月25日

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