初めに
2021/6/23購入、価格は6,280円。産地はメキシコのロスアルトス地方、アトトニルコ地区にあるサンタロサ蒸留所です。アトトニルコはアガベの品質が良い事で知られているそうです。度数40度、容量750ml。アメリカンオーク樽とフレンチオーク樽で36ヶ月熟成。フォガタとは篝火、焚火の意味。テキーラを購入して飲むのは久しぶりです。
色、香り
色は淡い狐色。香りはしっかり鼻を近づけないと分からないほど弱いものです。標準的?なテキーラの香りで特徴はありません。詮がコルクではなく黒いゴムなのは好きじゃないです。
味わい
一口飲むと牧歌的、田舎の香り、干し草や日向を想起させる実にテキーラらしい味わい。最初は少しなるい感じがしました。なるいと言ってもアレッテよりは強く、ドンフリオ1942の旧ボトルに近いような印象を受けました。二口目以降は芯がしっかりしてきて、後半は少しぴりっとしてきつい感じがしました。飲み進めるにつれて印象が刻々と変化していくような気がします。最後の方は甘さやテキーラらしい香りが飛んでいるような感じになりました。
最後に
私が飲んだフォガタはエクストラアネホですが、以前飲んだカサノブレのアネホよりは一段下がると思います。あちらの方が値段が高いので当然かもしれませんが。これまで飲んだ中では上位には入りますが、頂点は狙えない感じですね。ところで、テキーラはアネホでも熟成年数はせいぜい2~3年ですが、充分美味いのは何故でしょうね?日本酒や焼酎より明らかに優れていると思います。