初めに
2021/5/15購入、価格は8,580円。産地はスペイサイド、瓶詰はダンカンテイラーによるものです。シェリー樽で11年熟成。度数54.0度、容量700ml。謳い文句は「個々のウィスキーに眠っている潜在力を最大限に引き出すため、シングルカスク・カスクストレングスでそのまま瓶詰し、時には数樽をバッティング・加水して落ち着かせてから瓶詰するなど、最高の状態まで引き上げてから世に送り出す。というダンカンテイラーの長年に渡る技の蓄積が余すことなく詰め込まれている」などと大層なものを掲げています。果たして実力のほどは。
色、香り
色は画像の通り濃い琥珀色、香りは柔らかく砂糖のような甘い感じがします。外箱や瓶は少し豪華で、箱の蓋の内側左下に磁石が付いており（画像でも丸い膨らみが確認できます）、ぱちっと止まるようになっています。こういう仕掛けは初めて見ました。
味わい
飲むとまず、カスクストレングスということを加味しても強い度数を感じます。シェリー由来の豊潤さは確かに感じますが、甘味が足りず少し「いがいが」します。後に引かないさらっとした味わいで、重さは感じません。五分の一ぐらい飲んだ後は少し安定してきて、いがいがした感じは引いたと思います。飲み始めより美味く感じるが依然、厚みや熟成感はあまり無いと思います。えぐみは少ないかと。私の父親に飲ませると「今まで飲んだウィスキーの中では美味い方だ」と言っていましたが、私はそうか？と思いました。
最後に
グレンマレイを購入するのは初めてでしたが、これより少し前にバー飲んだ12年の旧ボトル（恐らく80年代原酒）もとんでもなく美味いと言うほどではなかったので、私の好みでないか或いは実力がその程度なのか・・・同じ価格帯ならアベラワーのアブーナの方が優れていると思いました。再度購入はないかな。
