2021/7/10、数か月ぶりに馴染みのバーへ行きました。飲みながら記録を残しているわけではなく、朧げな記憶を頼りに記事にしているので夏休みの日記程度の内容です。
近くのラーメン屋で適当に食事を済ませた後、まずは涼が欲しくて一杯目はモヒートに決めました。私は大概、最初の一杯に旬のカクテルを持ってきます。この日はとても暑く自宅から30分以上歩いた後だったので、ミントの葉が見た目も涼しく暑さを忘れさせてくれました。
その後アレッテ・エクストラアネホ(画像にはありませんが)、オールドクロウ(ハーフ)、タリスカー18年(一つ前の旧ボトル)、カリラ・カスクストレングス、バルヴェニー・タン(ハーフ)、ADラトレーのブナハーブン・スタオイシャ(ストイーシャ)、ブルイックラディ・ポートシャーロット14年と続きます。この中でオールドクロウとバルヴェニーは高額なので、ハーフで出してくれました。何度か通っているうちに、恐らくあちらも予算がある程度分かって来るのでしょう。こちらから言わないでも高い物は、ハーフで勧めてくれたりします。
アレッテはエクストラアネホですが、そこそこ美味いという感じです。一段下のアネホでもカサノブレの方が美味いと思います。
オールドクロウは深い赤みがかった色をしていて、香りも味わいも最高でした。上質のスコッチに対抗できると思います。ラベルにMELLOW MASHの文字が入っています。手間をかけた拘りの製法ですね。現行品はてんで駄目みたいです。値段を考えると現行のテンプルトンでも充分ですが。
今回カリラを初めて飲みました。色々飲んできたくせに、この時までカリラがアイラモルトと知らなかった・・・バルヴェニー・タンは確かに香りが華やかで美味いのだけれど、まろやかすぎて強さが足りない感じがしました。以前飲んだシェリーカスク(年数忘れました)の方が美味かったと思います。市場価格5万~6万円代ですが、はっきり言ってその価値は無いと思います。
ブナハーブンは5年熟成でかなり若いのに、それを感じさせない美味さがあったので驚きです。カスクストレングスだと思いますが、ただ単に度数が高い印象だけでなく原酒がしっかりした感がありました。バーの主人曰く、5年と言いつつも他に原酒を混ぜて調整しているかもしれないとのこと。ブルイックラディは、まあ美味いかなという程度の印象です。少し発酵臭がありました。
好みだったのはタリスカー、ブナハーブン、カリラですね。私には芯が通ってはっきりした、強い味わいがしっくりくるのかもしれません。同じ銘柄でも作られた年代であったり出来不出来があるので、この蒸留所なら間違いないと断言できないのが難しい所です。モルトは本当に手探り状態で、嵌まると泥沼で困ります。次行けるのはいつかな。