ルスタウ ヴェルモット ドライ

初めに

2026/3/25開封、価格は2,400円。度数15.0度、容量750ml。産地はスペイン、生産者はエミリオ・ルスタウ。使用材料はオレンジの皮、カモミール、タイム、苦蓬、マジョラム。マジョラムは紫蘇科の多年草で、料理や薬用として使われています。

基本となるシェリーはマンサリーニャ。販売店の説明では「上品でフローラルなアロマをベースに、ほのかに柑橘系や潮風の香りを伴った深みのあるハーブのニュアンス。フレッシュながら骨太でドライな口当たりに、ほろ苦さとわずかな塩味が心地よく、爽やかな余韻を楽しめます」とあります。自分好みのマティーニを作る為と、ヴェルモットはそのまま飲んでも好きなので、これまで探求を続けて来ました。しかし、きりが無いのでそろそろ探求は終わるかもしれません。

色・香り、味わい

色は明るい黄金、狐色。瓶の口から香りを確認すると、子供の頃よく買った10円のコーラガムの匂い。言い方が悪いですが、ベープマットみたいな少し人工的な匂いに感じるかも。少し生臭さもあり、良い香りと思わない人もいるかもしれません。

飲むとかつてない程に辛口。ほぼ甘さは無いですが、よく味わえば、ほんのりと自然な甘みを感じられるかもしれまません。分かり易い味わいではないので、これ単体で飲んでも美味くはないかもしれません。基となるシェリーが辛口なのだろうか。マンサリーニャを調べたら、やはり辛口でした。甘さが無い分、ワイン由来の豊かな葡萄の風味は感じられると思います。タイムの爽やかさも感じられるでしょう。適度な苦みと酸味、そして渋みがあります。二・三杯飲むと、これはこれで悪くないと思いました。実に渋い味わいだ。皮を含めた葡萄丸ごとの様な良い味わい。

宣伝にある様な、柑橘系や潮風は感じません。香りと同じで、後味にやや人工臭を感じるのは気のせいだろうか。そのせいで、余韻はそこまで優れていないと思います。苦蓬が使われているので、全体的に苦みがあります。口に含んだ瞬間から余韻にかけて、程良い苦みが続くでしょう。糖質が殆ど無いのでしょう、べたべたせずさっぱりしています。

マティーニ

シタデル・ジン(別記事参照)とルスタウの比率3:1。ルスタウは辛口、シタデルは甘口です。最近ジンとヴェルモットの比率は、5:1~6:1の方が良いかと思い始めました。ミキシンググラスとメジャーカップはよく冷やしました。グラスはリーデルのニック&ノラ。両者が拮抗して丁度良い塩梅。香りは不思議と一瞬ですが、カスタードクリームの様に感じました。3:1だと香りはヴェルモット優勢か。味わいはかなり渋みを感じ、飲んだ途端に舌が渇く感じがしました。香りはヴェルモットの方が強いですが、味わいはジュニパーの存在がはっきりして、ジンに含まれる香辛料の存在感もまた強い。

後半から締めにかけて香辛料の刺激が強く、口内がかっと熱くなります。マティーニでも、シタデルの香辛料は健在。これまで作ったマティーニの中では、一番香辛料が強い結果になりました。毎回組み合わせから予想が付かない結果が返って来て、実に面白い。私は辛口のマティーニが好みですが、実に辛口に仕上がったと思います。

最後に

少し人口臭みたいなのが気になってしまったヴェルモット。これまで何種類かヴェルモットを試して来ましたが、個人的に費用対効果で優れているのは、チンザノとドランかなと思います。この商品の再購入は無いかと思います。

記事公開 2026年11月7日

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