初めに
2022/10/15開封、価格はどちらも1,300円程。度数14.0度、容量750ml。産地はフランス、M・シャプティエ蒸留所です。千円以上するワインはたいがいコルクだと思っていましたが、これは珍しく螺子式でした。
色、香り
ルージュ・・・濃い紫色、光に翳すとルビー色に見えなくもない。ど素人の私でも香りの豊潤さが分かります。良い香りで、今まで体験した中で一番好みに合う香りでした。少しだけ皮の渋さが感じられ、私にはワインより葡萄ジュースかと思わせるほんのりと甘い香りでした。
ブラン・・・少し濁った感じのある、透明に黄色みがかった色です。香りは果実感があり、つんとした発酵臭のような感じです。言い方が悪いですが靴下の匂いとか、体育倉庫の匂いとか。そんな感じだけれど、嫌な香りではなく食欲をそそられる匂い。言うなればチーズの発酵臭と同じ感じですが、私はこの香りが好きです。
味わい
ルージュ・・・口に入れてから少し遅れて渋味が広がります。ミディアムボディということで、確かに軽めでこくは程々という感想。ワインの美味い・不味いはあまり分からないですがとても飲み易く、初心者でも手に取り易いと言えます。渋いのが嫌いな母親に勧めると、一舐めで嫌な顔をしていましたが。
ブラン・・・非常に瑞々しさがあり、辛口に偽り無しという感じ。最初は辛口と思いますが酸味、爽やかさなどが一体となって非常に飲み易い。この価格帯では優良商品と思います。
最後に
あまり値段が張らないので週末に夫婦で、或いは家族と一緒に夕餉と共に飲んでみてはどうでしょうか。私の生活圏では、大手酒屋で売っていないのが難点ですが。アルコール中毒の私はルージュ、ブランともに一人で飲み干してしまいました。私のような、ワインの美味さが分からない浅学な人間には必要にして充分な品質。ご馳走様でした。
