シデリット ロンドンドライ ジン

初めに

2025/3/15開封、価格は3,780円。度数43.0度、容量700ml。産地はスペイン、北部カンタブリア州にあるデスティレリア・シデリット。使用材料はアンジェリカの根、オリスの根、カルダモン、桂皮、コリアンダー、ジュニパー、橙(だいだい)の皮、ハイビスカスの花、ピンクペッパー、岩茶、マルコナアーモンド、蜜柑(マンダリン)の皮の計十二種類。

材料に使われている岩茶がシデリティス・ヒッソピフォリア(Sideritis hyssopifolia)と言う変わった名前の植物由来で、これが社名そしてジンの名前となったそうです。販売店の説明が岩茶ではなく何故か「ポートティー」となっていましたが、何かの間違いでしょうか?瓶に付いていた札を読むとcinnamon、orange bitter、orris root、cardamon、pink pepper、almond、angelica root、mandarin、hibiscus、coriander、juniper、rock teaと書かれていました。スピリッツはライ麦から作られ、連続式蒸留器は珍しい耐熱ガラス製だそうです。

色・香り、味わい

色は無色透明。開栓すると即座に新鮮な香りが。控え目ながら香しい柑橘の香り、ジュニパーの香り、青臭さや湖水のような香りが伝わって来ます。

材料に蜜柑や橙(ビターオレンジ)が使われており、これらの柑橘系の爽やかな香りや苦みが即座に伝わって来ます。苦みが強く、余韻に暫く残ります。香辛料の刺激があり、極めて辛口。最初は柑橘系の香りが強く、徐々に中間からジュニパーが香って来ます。きりっと凛々しいジンだが、土臭さも香ります。

これまで飲んだ中で、一番辛口のジンかもしれません。少し痛いぐらいの刺激が舌に来ます。スピリッツにライ麦を使っているのは珍しいと思いますが、味わいへの影響は判然としません。小細工抜きの単純で真っ直ぐな味わいのジンだと思います。あまりに潔く単純なので、書く事がそこまでない。これまで飲んできたスペイン産のジンの中では、一番率直だと思います。

半分程消費したところで、辛口が少し落ち着いて、甘さが出て来ました。それでもやはり依然辛口なので、これなら良いドライマティーニが作れるのではないかと、ふと思いました。

ジントニック

ウィルキンソンのトニック割り。ジンは適当、炭酸をリーデルのタンブラーの八分目まで注ぎました。柑橘が仄かに香り、さっぱり爽やか。

ジンの味わいが薄いのでトニックが多かったかもしれないと思い、ジンの濃さを調整しながら色々試したが、これまで飲んだ中で一番ジントニックに向かないかもしれません。苦みのせいか。

最後に

ジンはジュニパーが命ですが、稀にジュニパーが生きていないジンがあります。この商品はジュニパーがしっかり生かされているジンなので、その点は保証出来ます。独特の苦みがある辛口のジンなので、私は少し苦手に感じました。

記事公開 2025年5月7日

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