初めに
2025/8/27開封、価格は1,800円。度数20.0度、容量700ml。産地はイタリア、ティアマリアのコーヒーリキュールです。ジャマイカ産ホワイトラム、マダガスカル産バニラ、アラビカ種コーヒー豆を100%使用して作られています。私は普段はあまりリキュールを飲みませんが、夏の暑い時期限定で珈琲リキュールを飲む事があります。暑い日によく冷えた爽やかなカルーアソーダは季節と合い、夏場の楽しみの一つです。
色・香り、味わい
色はそのまま珈琲の色。液体の色は一見濃く見えますが、何かにかけると分かりますが実際の色は薄いです。香りは砂糖甘さ、珈琲とバニラの香りがあります。

私は基本的に、珈琲リキュールはカルーアソーダにして飲みますが、元の味もしっかり味わうようにしていています。先ずはカクテルにせず原液を味わいます。飲むと宣伝通り、チョコレートの甘さや煙草のような香りが口に広がります。バニラや珈琲の風味もとても豊かで、珈琲由来の甘い香りや香ばしさが良く伝わって来ます。


そのままで飲んでも美味いですが、甘過ぎるのでやはりカクテルの材料にするのが適切です。添加物としてカラメル(香料・着色)、クエン酸(酸味)を使っているのは良くないですね。私はこのような小細工が嫌いだ。
カルーアソーダ
グラスはリーデルのロックグラス。ウィルキンソンの炭酸を使用。リキュール45mlに対して、ロックグラスに八分目まで炭酸を注ぎました。すっきりした味わいだが、珈琲の風味が弱い。二杯目は炭酸をグラスの六分目ぐらいにしました。炭酸を減らしても甘過ぎず、丁度良くなったと思います。バニラで香り付けされているので、少し珈琲フロートを飲んでいるような気分にもなれます。
気のせいか、何度か試しても炭酸が弱い気がしました。ウィルキンソンの品質が変わったのでしょうか?炭酸の冷え具合も影響するので、確信が持てませんが・・・それからもう一つ気になったのが、炭酸割りした時の珈琲リキュールの存在感、風味と言ったものがかなり弱く感じました。これはリキュール自体に問題があるのか?
ブラックルシアン
ウォッカはザ・レイクスのウォッカ(別記事有り)を使いました。最初はリキュールとウォッカの比率を1:3で作ったら、とても味がぼんやり。どちらの酒も個性が感じられない。1:2で作り直したらましになったと思います。この比率なら珈琲リキュールの香りを生かしたまま飲めるでしょう。三日目にもう一度1:2ぐらいで作りましたが、やはり味がどこかおかしい。珈琲の香りや苦みなどは感じられますが、美味いと言えない。濁った味と言うか、洗練されていない。相性が悪いのか。どんな理由があるのだろう。ウォッカと割るより、カルーアソーダの方が美味しかったです。
最後に
カクテルを飲んだ後で、改めて原液を飲んでみました。そこで気付いたのが、原液は確かに甘いが液体が水っぽいのだ。水っぽくて軽い。これはアルコールの度数が低いせいでしょうか。珈琲リキュールは度数が高い物だと40度ぐらいあります。ティアマリアが20.0度に対して、以前飲んだパッリーニが29.0度、シャマレルが35.0度であるのと比較すると違いが歴然です。この度数の低さが、炭酸割りした時の物足りなさや、薄い味わいとして感じられるのかもしれません。ティアマリアは珈琲リキュールの中では低価格商品ですが、品質は値段相応なのかもしれない。
記事公開 2025年9月16日