リレ ブラン

初めに

2025/12/23開封、価格は2,250円。度数17.0度、容量750ml。産地はフランス、リレのヴェルモットです。公式サイトによると、「複雑で洗練された味わい、個性に溢れる」みたいな宣伝があります。白ワインと果物を混ぜており、アペリティフ(食前)として最適。炭酸や果物系の飲み物と割って飲むのに持ってこい。レシピは秘密だとか。

公式サイトの説明にはありませんが、某所によるとオーク樽で12か月熟成させているそうです(ラベルにはオーク樽の表記のみ)。比率はボルドー産のワイン85%、残りの15%が果物のリキュールや香草類等。葡萄の品種はソーヴィニヨン・ブランとセミヨンとの事。

色・香り、味わい

色は薄い狐色か黄金。煌めく様な明るさで美しい色です。瓶から匂いを嗅ぐと、香りは病院で処方されるシロップ風邪薬の様な、独特の匂いに感じました。そして鉄の匂い。グラスに注いで確認すると、葡萄の香り、発酵臭を感じます。

これを初めて飲んだのは(カクテルの材料でしたが)オーペスのライブの打ち上げ時ですが、それ以前から既知で気になっていたヴェルモット。香りからして独特で、これまで飲んだどのヴェルモットとも違う予感がしました。ヴェルモットは銘柄ごとに、極端な違いが見られないと思っていました(私の味覚では)。その印象を覆したヴェルモットとなりました。

飲むと葡萄とは別の果物の香りがします。何となく、ヴェルモットらしくない味わいと言うか。説明が難しいですが、大袈裟に言えば「フルーツパンチの様な味わい」がしました。それだけ多種多様な果物を感じたと言う事です。その分、葡萄の感じは弱いかもしれないです。ラベルに「A SUBTLE BLEND OF SELECTED WINE AND FRUIT MACERATIONS」と書いてあります。この果物の部分が強く出て来ているのでしょう。リレ・ブランは甘口に分類出来ると思いますが、強い(諄い)甘さではなく、華やかで果実的な甘さです。そして、すっとする香草ではなく、甘い花の様な匂いが香る、蠱惑的なヴェルモットだと思います。酒の説明でよく使われる「アロマ」と言う表現が、適切かと思います。

デザートワインとまでは行かない、甘過ぎず飲み続けられる様な絶妙さがあります。実に個性的で、この様なヴェルモットを味わうのは初めて。最初の一・二杯で好きになってしまいました。甘ったるくなく、すっきりとした味わい。香草も香りますが微弱で、癖がなく普通のワインを飲むような感覚なので、つい杯を重ねてしまいました。公式サイトに「complex」とか「sophisticated」と言う表現がありますが、複雑には感じません。洗練と言う表現はしっくりきます。カクテルに使っても良いですが、ストレートで充分楽しめます。

マティーニ

ジンはシタデル・ジン・ジャルダン・デテ(別記事参照)を使用。グラスはリーデルのニック&ノラ。ジンとヴェルモットの比率は3:1。大体いつも通り。ミキシンググラスを良く冷やし、氷を投入して撹拌しました。ジンは冷やさず。ヴェルモットが甘口なので、ドライにはならないだろうと思いましたが・・・出来上がると甘さはあるものの、甘ったるくはない。香りを嗅ぐと、リレ独特の匂いが健在。ジュニパーの豊かな香りや甘さが口いっぱいに広がり、追従する様に心地良い苦みがやって来ました。余韻まで締まりの良い苦みがあります。少しだけ酸味も感じました。カクテルにしてもしっかりと、シタデル・ジンの味わいが伝わって来ました。私好みの味わいになりました。

不思議なもので、元のジンやヴェルモットの味わいからは、予想もしない結果が返って来ました。今回に限らず、これはマティーニを作る時、毎度思う事です。この組み合わせは、想像したよりドライ寄りだと思います。これまで自分で作ったマティーニの中で、一二を争う出来かもしれない。ジンとヴェルモットの相性が良かったのか。いつも比率を殆ど変えず、材料の冷やし具合もほぼ統一しているので、マティーニの味わいを決定するのは、元となるジン・ヴェルモット次第なのでしょう。

甘過ぎるマティーニが苦手なので、試しにアンゴスチュラを買ってみました。マティーニにこれを落とすのは邪道でしょうか?液体色が少し柿色に染まりましたが、数滴程度では味わいに大きな変化は無いように思えます。添加物にカラメル色素、ログウッド色素、シタン色素、香料と表示があります。色調整や香り付けで、これらの添加物を使っていると思われます。カラメルはE150a(砂糖を焦がした物)なので体に悪い物ではありません。カラメル以外も化合物ではなく天然の色素なので、恐らく体に悪い物ではないでしょう。この中でも、シタンが香り目的で使われているのでしょうか。何となく、ジンやヴェルモットとは違う、甘い香りが漂うようになった気がします。味わいも少し円やかになったか?何にせよ、悪い方には作用しなかったと思います。何でも試し。実験精神は良い事だ。たまに珈琲に落としたり、ジンに振り掛けて使っています。

最後に

リレ・ブランは評価が高いヴェルモットのようですが、成程納得しました。これまで飲んだ甘口ヴェルモットの中では、一・二を争う美味さです。私としては「大当たり」だったと思います。諄くない、華やかですっきりした甘さ。煌めく様な、明るい果実感。品質・値段共に良し。文句の付けようがないです。大変美味しかった。ご馳走様。

記事公開 2026年1月24日

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