初めに
2022/1/30購入、価格は11,880円。度数59.2度、容量700ml。産地はスコットランドのハイランド、エドラダワー蒸留所です。エドラダワーは現在、瓶詰業者のシグナトリーが所有しています。
宣伝文句は「旧エドラダワーの味わいの復刻をかけて醸し出されたマニア垂涎の一品です。スコットランド最小の蒸溜所として有名なエドラダワー。大手の蒸溜所はそのモルトの原酒を他の瓶詰業者に販売したりブレンドウイスキー用に販売されるのですが、エドラダワーは現在すべてを自社で瓶詰めしています」。
色、香り
色は明るい黄色みがかった黄金、香りは甘く爽やかな果実臭の後に青臭さがややあります。
味わい
エドラダワーは少し前にバーで80年代原酒の旧ボトルを飲んで以来。旧エドラダワーの味わいとやらは分かりませんが、多くの老舗が大量消費のせいで衰退の一途を辿っている現在、あまり期待せずに飲みました。
度数の高さはかなり強く直接伝わって来ます。アルコールの刺激が強いために、香りや円熟感が隠れて伝わり難い。と言うより、そもそも味の調整などがされておらず熟成感がないのでしょうか?
ぴりっとした香辛料のような刺激と、少し瞬間接着剤にも似た薬品のような厳しさがあります。香り同様、飲んだ時も喉を落ちる時に鼻に青臭さがつきます。飲んだ後はしばらく舌がひりつく感じがします。カスクストレングスの強い印象と香りは良いと思うのですが、なにせ旨味がついてこないと思います。
最後に
かなり色の濃い、イビスコシェリーで熟成した製品も気になっていましたが、手を出さずにもう少し様子見をしようと決めました。これを飲んだ感想としては費用対効果としては低い方じゃないかと思います。いきなり瓶ごとではなく、バーでもっと他の製品も探った方が良いかと思いました。