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危険な農薬の使用を直ちに止めろ!ラウンドアップ(グリホサート)、ネオニコチノイド永久追放! その一

初めに

多分、多くの日本人は「日本の食の安全性は高い」と思い込んでいますでもそれは間違いです。はっきり言って、日本の食の安全性は世界最低水準です。中国と同程度でしょう。煙草や酒類には健康を害する可能性を示唆する表示があるのに、食品添加物や遺伝子組み換え、農薬については殆ど危険性が周知されていないと思います。アメリカでも禁止されている食品添加物が、日本では堂々と使われています日本は食品添加物が世界で一番多い国です。

また、日本の面積当たりの農薬使用量はアメリカの5倍で、世界で2~3番目に使用量が多い国です。1位は中国で、日本と韓国が度々2位3位を入れ替わっているようです。遺伝子組み換え食品は食品表示法の抜け穴を潜り、日本に大量に輸入されています日本人は世界で一番遺伝子組み換え食品を食べています危険な食物の情報を知らされることなく健康を失っているのなら、国民は被害者であり、国家と企業は加害者と言う図式が成り立ちます。もっと強い言葉で言えば、国家と企業は犯罪者と言ってもいいでしょう。国産の食べ物は安全、はただの錯覚です。

アメリカと言うと極度の肥満が多く不健康な国と言う印象がありますが、世界一の長寿国である日本と比べて、平均寿命は6歳しか違いがありません。アメリカは国民皆保険制度が存在せず、診療報酬は日本の10~20倍です。毎年経済的な理由から、病院にかかる事が出来ずに亡くなる人が1万8,000人もいます。今も世界中で戦争を行い、兵士達が銃弾やIEDに倒れ、PTSDによる自殺者もかなりに上ると思われます。犯罪による犠牲者も日本とは比較にならないほど多い国です。日本は戦争を全くやりませんし、誰でも病院にかかることが出来ます。そう考えると、日本が長寿国である理由は平和である事(見せかけの平和ですが)、皆保険制度に支えられているように思います。長寿と言っても「健康体で長生き」しているのなら良いのですが、不健康なままただ生きているだけであれば意味がありません。世界で癌患者が減少する中、逆に増え続けている国は日本だけですが、これには食の安全性が密接に関係していると思います。病に罹る原因は基本的に生活習慣、即ち最大要因は食事と住環境、労働環境でしょうから。現在、食事は癌発生の最大要因として考えられており、遺伝子性疾患も親からの遺伝だけでなく環境要因がある事が判明しています

人類が農耕を始めてから1万2,000年程になりますが、その間世界中で数々の戦争が起こり、飢饉の発生や病気の蔓延などにより、多くの人名が失われてきました。紀元前の世界人口が数百万人程度で、黒死病が流行った時期(1,300年代)でも4億5,000万人です。黒死病は推定で1億~2億人の命を奪ったとされています。第二次世界大戦では、世界人口の8%が犠牲となりました。病気や戦争で多数の犠牲者を出し、時に飢えることがあっても、人類は着実に人口を増やしてきました。農薬使用の歴史などたかが100年程度です。農薬を使用しなくても農業を成立させ、食べていけることは歴史が証明しています

農薬は危険な物質ですが、摂取した側から直ちに健康を害するわけではありません。影響が出始めるのは10年先、20年先と言われています。つまり、妊娠中の母親が農薬まみれの食物を摂取すれば、子供が胎内にいる時から影響を受け、結果として子供が障がいを持って生まれてきたり、成長した子供が何らかの疾患を抱える可能性があります日本は世界で一番発達障がいが多く、アレルギー疾患、自己免疫疾患も急増しています。この記事では農薬の危険性を伝え、農薬使用から脱却して有機農法、自然栽培(自然農法)への転換を強く訴えたいと思います。他の記事と重複する内容があるかもしれませんが、繰り言になっても大事ですので、心を込めて記事にしたいと思います。

ネオニコチノイド系農薬

今回は農薬の中でも、特に有害と思われる2種類に絞って伝えたいと思います。その二つとはネオニコチノイドグリホサートです。先ずはネオニコチノイドから行ってみたいと思います。日本で認可されているネオニコチノイド系農薬は全部で7種類。アセタミプリド、イミダクロプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、チアクロプリド、チアメトキサム、ニテンピラムの7種です。ネオニコチノイドとは成分の名称なので、商品名は全く異なるものが使われていると思います。なので、成分表示には充分注意しましょう

グリホサート系ではモンサントの悪名高いラウンドアップがありますが、名前からはグリホサートが使われているのが伝わって来ません。グリホエキス(赤城物産株式会社製)ぐらい分かり易ければ察しがつきますが。

ネオニコチノイド=強力な神経毒、自然界への影響

ネオニコチノイドは昆虫の脳にあるアセチルコリン受容体にくっついて神経を興奮させ殺す仕組みになっています。人間の脳の中にもこの受容体は沢山あります脳以外にも心臓、肝臓、精巣など様々な臓器に存在します。つまり虫に効くものは人間にも効くのです。殺虫剤と言っても馬鹿には出来ません。ナチスが殺虫剤(ツィクロンB)を使ってユダヤ人を虐殺した事実が存在します。命を摘み取れる物質を、軽く見てはいけません。自然への畏敬の消失は、人の尊厳や命へも向かう暴力に変換されます。

また、ネオニコチノイドは蜜蜂の大量死にも関係しています。この農薬のせいで北半球に生息する蜜蜂の何と1/4が死滅したと言われています。名前から推察できる通り、ニコチン中毒になったのです。ニコチンは元々強い神経毒なのです。煙草を浸した水を飲むと死ぬのは良く知られています。蜜蜂など花粉を運んでくれる生物がいなくなれば、農業は成立しなくなります他の生物に受粉作業を依存している割合は、全農作物の7割にも及びます。アルバート・アインシュタイン「蜜蜂が消えれば、人類は4年で滅びる」と言うような言葉を遺しています。少し大げさですが、言っている事は正論です。農作物に撒くと言う事は虫だけでなく、人間の作物を食べる猿や猪、鹿なども毒に犯される事を意味しています。被害は人間界だけに止まりません

上記は最近公園で携帯電話のカメラを使い撮影した蜜蜂の写真です。何となく日本蜜蜂ではなく西洋蜜蜂のように見えますが・・・日本の蜜蜂は遊牧民的性格があり、住環境が悪くなると巣を引き払って他所へ移動してしまいます。西洋のそれと違い、多種多様な花から蜜を集めるので深い味わいがあるとされています。雀蜂に一対一で戦う西洋蜜蜂と違い、集団で発熱して天敵を焼き殺す強さもあります。暑い日には巣の中で大勢で羽ばたいて、籠った熱気を冷却すると言う賢さも備えています。このような、健気で愛らしい虫達の居場所を奪わないで欲しいものです。

ネオニコチノイドに限りませんが、農薬が朱鷺の絶滅に関わっているとも考えられています。水田やその水路に生息する泥鰌(どじょう)や川蝦(かわえび)などは野鳥の食料となりますが、彼らも農薬や水路のコンクリート舗装化などが原因で、姿を消しつつあります。鳥類の無毒性量(この量以下ならば病気等の有害な影響が出ないであろう最大量のこと)は調査されていませんが、鶉(うずら)を使った実験記録があります。鼠の無毒性量の1/3~1/3000という極少量を使った実験ですが、6週間で雄の精巣のDNAが壊れ、細胞が多数死亡したのが確認されたそうです。生物にとって猛毒である活性酸素を減少させる働きがある抗酸化酵素という物質がありますが、ネオニコチノイドはこの酵素を減少させます活性酸素は生殖機能の破壊や、細胞の癌化を促進させる働きがありますネオニコチノイドが虫を殺すだけでなく、鳥類の生殖能力や食物連鎖も破壊しているということが分かります。

ネオニコチノイドの恐ろしさ

この農薬の恐ろしさは毒性の高さだけではありません。浸透力の強さと除去の難しさにあります。浸透力とは「人体への浸透」と私達の「生活への浸透」という二つの意味があると私は考えています。ネオニコチノイドは水に溶け易く、植物の根から吸収された農薬は茎から葉まで、全体に広く浸透します。また油にも溶けやすく、細胞膜(細胞は脂質)を容易く通り抜けます。つまり、水溶性と脂溶性を兼ね備えているようなものです。ネオニコチノイドは有機リン系農薬と違い、血中で分解する酵素が存在しません。なので、簡単に脳まで到達します。おまけに熱に強いため煮沸しても駄目だし、洗っても落ちません

またこの農薬は、家庭用殺虫剤やペットのダニ取りなど身近な物にも広く使われています。実際に、殺虫剤が原因でペットの犬猫が死亡する事故が報告されています。植物と動物の体にいとも簡単に浸透し、人間の生活の中にも何食わぬ顔で侵入しているのです。危険な物質が身近に存在すると言う事は、規制の緩さと毒性の周知が行われていない事の証左です。

他には水道水からも農薬の検出されていると言う事実があります。侵入経路は水田やゴルフ場、森林などからです。有機リン系農薬の半減期(土壌に残った農薬が半減する期間)は数日から数週間とされているのに対し、ネオニコチノイドは数か月から3年以上分解されずに残ります。ネオニコチノイドは分子が小さいため、浄水場では完全に除去出来ません。つまり、再び水道水として私達の元へ還って来る事を意味します。呆れたことに、ネオニコチノイドに関する水質調査義務は法令上存在しない(厚生労働省回答)そうです。

複合毒性

農薬は自然界に存在しない化学物質ですが、複合毒性の危険性についても考えなくてはなりません。化学物質は混ざれば化学反応を起こしますが複数の農薬が混ざった時の毒性は未知数です。はっきりしていることは、化学反応により毒性が10~100倍になる可能性がある事、単体では問題無いのに混ざると発癌性が出る物質が存在します。

農薬の成分表示は主成分(有効成分)だけで、添加物はおざなりです。下の画像を見てください。上記で挙げたグリホエキスの画像です。有効成分のグリホサートは41%と表示されていますが、残りは水・界面活性剤等59%と表示されているだけです。これでは具体的に添加物が何であるのか、添加物は一種類なのか数種類なのか全く分かりません。

それから、添加物の中には主成分より毒性が高い物が存在します農薬の毒性検査は主成分しか検査されておらず、複合毒性や添加物、発癌性は調べられていません。脂溶性のブチルフェノールノニルフェノール等の界面活性剤「農薬ではない」と理由だけで、残留基準値が設定されていません。農薬は生物の細胞に働きかけますが、細胞は脂質なので水溶性農薬が細胞を突破するため(水と油の関係)、界面活性剤を含む場合があります。

私達日本人は、様々な農作物から農薬を日々摂取しています。作物によって使用される農薬は様々なので、品目が多くなればなるほど、多種類の農薬を摂取し必然的に複合毒性も高くなります。農薬以外にも有害な物質はそこかしこに存在します。塵を燃やせばダイオキシンが、建材からはホルムアルデヒドが発生します。大気も汚染され、PM2.5などに代表される微粒子を毎日取り込んでいます大気汚染(車の排気ガス等)は子供の精神疾患、認知症、早産や低体重児の増加と関係があることが分かっていますアメリカでは都市部の道路で自動料金徴収システムを導入した結果、排気ガスが削減されることにより、早産や低体重児がそれぞれ10%以上減少するなど、因果関係がはっきりと証明されています。ちなみに、アメリカの高速道路は基本的に無料ですが、一部渋滞が多く発生する都市部の道路は有料の場合があります。

最近ですと政府が杉花粉によるアレルギー対策なるものを打ち出しましたが、ちょっと待って欲しい。杉は檜と並んで、古くから建材として利用されてきました非常にありふれた、どこにでもある樹木です。これが今更、アレルギー増加の原因になるとは考え難いです。私にはこれが、大気に蔓延する化学物質と言う本当の敵を隠すため、意図的に杉を悪者にしていると思えてなりません。本当の敵は大気に含まれる化学物質なのに、中国への配慮か、金儲け優先のために環境破壊から衆目を逸らす行為に他ならないと思います。

少し個人的な話をします。私は今から17年前、2006年ぐらいに初めて花粉症になったと記憶しています。日本で黄砂の話題が出始めたのが2000年頃、気象庁が黄砂予報を出し始めたのが2004年1月からです。私は2005年の3月まではずっと屋内で仕事をしていましたが、2005年の4月から2006年の夏頃までは一日に一時間程度、屋外の仕事もしていました。その頃から強い目の痒みや鼻水、くしゃみ等の症状に悩まされ始めました。思い返せば、ずっと花粉症だと思っていた症状は、化学物質によるアレルギーだったかもしれません。私は仕事で2013年、2014年と2回中国へ渡りました。重慶(四川の近く)に赴きましたが、空港に降り立った時から大気がどぶ臭かったのを今でもよく覚えています。昼間に都市部で見る景色は霞んでいて、少し黄色っぽく濁っていたと思います。今では少しは大気汚染が改善されたかもしれませんが、特に中国の経済が成長し始めた頃の大気汚染と、大陸から吹く風によって運ばれる汚染物質が、当時の私の健康に影響を与えていたと考えられます。時期がぴったりと重なりますから。

閑話休題。食べ物に含まれる添加物、農薬。大気や住環境から発生する化学物質。汚染された河川や地下水、水道水。それに医薬品。それらを多種多様に取り込む事で単体でも有害なものが、相乗効果で人体を蝕んでいるのは間違いないでしょう。それらに加えて過重労働や精神疲労など、人間関係や労働環境が拍車をかけている。日本は病人を生み出すために最適な環境が揃っていると言う事です。

人体への影響

人体への影響、特に妊娠中の女性、臓器、子供への影響について説明します。

〇母体と胎児への影響

まず最初に重要なのが、母体を介した胎児への影響です。胎児は胎盤関門と言う防壁で有害な物から守られています。ネオニコチノイドはこの防御機能をも無視して素通りします。実際に、生後1日の新生児の尿から成分が検出されています。毒性を考慮して量を調整した人体実験では、投与後の被験者とその胎児の血中濃度が同じであるという結果が出ています。つまり、母親が摂取した毒がほぼ時間差無く、そのまま胎児へと流れている事になります。この事実を知ってもまだ、農薬まみれの野菜を食べたり日本のお茶を飲む気になれますかね。ちなみに胎盤関門の防御機能を無効化するのは、ダイオキシンやサリドマイド等、環境ホルモン全般に共通しています。私達の普段身の回りにある食べ物、ごみ、薬品、建材など当たり前のように身近にある様々な物に、危険な物質が沢山含まれていると言う事です。

ネオニコチノイドは胎児期から幼児期にかけて化学物質に触れることで起こる発達障害、即ち自閉スペクトラム症多動性障がい等を引き起こす原因とも考えれています。恐ろしい事に、発達神経に作用する毒性試験は日本では義務付けられていません

〇臓器と免疫力への影響

ネオニコチノイドは脳へも浸透します。脳には血液脳関門という言わば城砦の扉が存在します。これには脳に必要な物質以外は閉め出す機能がありますが、ネオニコチノイドは分子が小さいため簡単に通り抜けてしまうのです。

現代病の多くが農薬と密接な関係にあります。病気と言えば、それに対抗する力を人体は備えている訳ですが、言わずと知れた免疫ですね。他の記事でも話題にしましたが、人間の免疫力の実に7割が腸管に集中しています。そのまま腸管免疫と呼ばれています。免疫細胞を活性化させているのは腸内細菌ですが、菌種ごとに塊となり腸の壁に張り付いています。これを腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)と言います。農薬はこの腸内細菌叢を変化させますが、変化してしまうと免疫疾患の増加や、炎症、癌などの原因になる可能性があります腸内免疫の一番重要な役割が、敵味方の区別をつけることです。農薬が原因でこの感覚が狂わされると、自分の細胞を攻撃したり、反応しなくてもいい細胞に反応して炎症を起こす可能性があります。炎症反応については私自身、経験から思う所があります。

他にはあくまで多量ですが、多量に摂取することによる急性中毒例が多数報告されています。呼吸困難、昏睡、頻脈(正常よりも脈が速くなる事)、低血圧、吐き気、嘔吐などが症例です。

信じられない話ですが、農薬の毒性試験は農薬を製造している会社が行いますが、試験内容は非公表です。どんな実験を行い、どのような結果が出たのか私達が知らされることはありません。会社が食品安全委員会に提出した書類も、基本的に非公開となっています。知的財産権を守るため、と言うのが建前になっています。知的財産より健康と命を守る方が優先だろ、阿呆が

医薬品は人体実験を繰り返し、安全性を確認した上で市販されます。強い毒性を持ち体内に取り込まれる農薬が、人体実験無しで世に送り出せるのは異常と言う他ありません。当然の帰結として、世界で最も障がい児の出生率が高いのは日本なのです。あなた(あなたの子供)も犠牲者の一人かもしれませんよ。正に、揺り籠から墓場まで日本人は農薬漬けです。

〇子供への影響

ネオニコチノイドが血液脳関門を素通りし、脳まで達するのは先述しました。子供の脳の発達にも影響がある事についても話したいと思います。最近ではめっきり使われなくなった「学級崩壊」と言う言葉。使われていたのは20年以上も前の話です。この20年程で著しく使用量が増加しているネオニコチノイド。学級崩壊はこれとの関係が指摘されています。

二年と半年前に読んだ本によると(書名は失念しました)かつて自閉症(自閉症スペクトラム障がい)は数万人(数千人?)に一人と言われていたのが、今は数十人に一人と言われているそうです。教育現場の感覚では、発達障がいの認知度は10人に1人とも言われています。馬鹿親が増えたことも原因の一つかもしれませんが(ただ単に教育されていない我儘な子供の増加)、落ち着きがない、怒り易い子供が増えている原因の一つには、農薬が関係しています。自閉症スペクトラム障がいやADHD(注意欠陥・多動性障がい)等の発達障がいは、遺伝要因が大きいとされてきましたが、ごく短期間に著しい増加が見られるのは遺伝だけでは片付けられません。医療の発達と世間の興味関心の増加が、発達障がいの認知度を上げているところもあると思いますが、やはり一番の原因の一つは農薬だと思います。日本の研究者の調査でも、農薬の使用量(農地面積当たり)と自閉症の発症率は、見事に一致するそうです。日本での小泉・竹中から発生した新自由主義の顕在化、農薬の規制緩和など、完全に時期が一致しています

見てくれの綺麗な野菜への信仰と、飽食の時代

他の記事でも語った事ですが、日本で形が整った、傷の無い野菜や果物が持て囃される原因となったのが戦後のスーパーの流行です。元々陳列棚に並べるために都合の良い大きさや形に整えだしたのですが、それが善であると一種信仰のようになってしまったのが災いの種です。本来、形や大きさが不揃いなのが当たり前なのに、味とは全く関係が無い見てくれが重視されるようになりました。米も見た目で等級が決められ、少しでも高く売りたい農家が農薬を沢山使用する結果となっています。たくさん農薬や肥料を使わなければ当然、形が均一で傷の無い農作物は出来ません。結果として、農薬は手間と費用がかさみ価格に転嫁されます。消費者は高い食費を負担し、安全性を犠牲にしている訳です。当然、農薬を使う農家自身にも健康被害が出ます。生産者、消費者ともに得はありません。

では一体誰が得をしているのか?当然、巨大農業企業や農協のような権力と結びついた会社組織や政治家だけです。日本は高温多湿で病害虫が多いから~と言うような声も聞こえますが、同じ高温多湿であるアジア諸国では日本ほど農薬は使われていません。それで農業が成立している訳です。言い訳は聞きたくありません。実際に有機農法に転向した場合、収量減は1割程度と言われています。最初の数年は確かに収量が減るようですが、5年もすればほぼ元通りになると言われています。農業大国フランスでも有機農法へ転向する農家に、5年の期限付きで補助金を出しているのが信憑性を増しています。

〇特別栽培

スーパーで特別栽培という表示を目にすることがあると思いますが、この表示も曲者です。農薬の使用量は勿論重要ですが、一番重要なのは残留している毒性の数値です。毒性が高く、残留期間の長い農薬を使えば「散布回数が減らせる」ので、特別栽培と名乗る事が出来ます。なので、はっきり有機農法や自然栽培で育てたと表示が出来ない野菜は、疑いの目を向けた方が良いでしょう。「極力農薬の使用を控えています」の文言は「毒性が低い事」を保証している訳ではありません

〇ハウス栽培と可塑剤

時季外れに農作物を所望する、というのも問題の一つです。きゅうりや苺はハウス栽培されています。本来苺は春が旬なのですが、企業のクリスマス戦略に乗っかって冬場にハウスで無理やり育てます。植物も生き物ですから、当然の如く時季外れに成長を促されればストレスを感じます。本来の自然の強さを失ってしまっているので病気になり易く、農薬や肥料が余分に必要となる訳です。地元で取れた旬の物をいただく、という身土不二の理念を守りさえすれば安全・新鮮・安いの三拍子が揃った食べ物が手に入るのに・・・愚かな事です。

それからハウスで使われているビニールには、可塑剤(内分泌攪乱物質)と言う物が含まれています。環境省の研究結果では安全とされているようですが、日本の省庁は全く信用出来ないので却下です。劣化した可塑剤は植物の根から吸収されます。それを食べた人間にも当然取り込まれます。可塑剤は水に溶け易いので、雨水によって土壌を汚染します。なので、ハウス栽培をしない米からも検出されます

ハウス栽培にすれば余計な設備投資が必要になります。それを被るのは消費者です。農家も生活がかかっているのだから、当然価格に反映されるので。全く無駄な事に労力を使っていますね。食に対する我儘がそうさせているのです。キリスト教では暴食、強欲が大罪とされていますが、然もありなん。

規制緩和と残留基準値

EUで遺伝子組み換え食品が厳しく扱われているのに対して、日本では緩み切った規制のせいで大量に輸入され、消費されています。農薬についても同じ事が言えます。理由ははっきりしていますが、日本政府は大企業が儲けられたら、人の命などどうでもいいのです。企業の組織票や献金が見返りです。農薬に関して言えば日本企業よりも、外資系(アメリカの)巨大農業企業のために忠実な家臣である日本政府が、ぺこぺこ頭を下げながら売り込みに協力しているのでしょう。農協も当然、悪の手先です。日本は農薬の規制を緩和し続けているので、EU各国やブラジルなどがネオニコチノイドの規制に乗り出しても、日本はだんまりを決め込んでいます。2016年にチアメトキサムが、2018年にはジノテフランが緩和されました。残留基準値を緩めれば(数値を高く設定)、それだけ農薬を多く使用出来る訳です。多く消費されれば、多く売れます。得をするのは誰か?農薬を製造する巨大農業企業とそれを販売する企業、政治家だけではないでしょうか。

ネオニコチノイド系農薬は日本の野菜・果物(ジュースや汁物も含む)や茶葉(ペットボトルのお茶も含む)から多数検出されています。日本の農薬の「残留基準値」は信じられないほど緩く設定されています。なので、ヨーロッパ連合諸国や台湾、韓国などに農作物を輸出しても、検疫で跳ねられます。それほど数値が高いのです。諸外国と比較すると、お茶に含まれるネオニコチノイド系のジノテフランを例に挙げると、日本の25,000ppbに対しEUは10ppbとなっており、実に2,500倍も高く設定されています。お茶だけでなく、米や果物も相当高く設定されています。

ネオニコチノイド以外にも有害な農薬があります。2008年の中国毒入り餃子で有名なメタミドホス(有機リン系)は当初、人体には毒性が低いと言われていました。実際は人間に対しても強い毒性を示し、特に子供の脳の発達に影響を与える事が判明しました。EUでは多くの国で使用が禁止されています。日本では今もよく使われています。常に世界の潮流から逆行するのが日本です。

それを考えると、TTPへの参加は無駄だと分かる筈です。何故って農薬を使う限り、日本の野菜・果物は売れないのだから。おまけに価格競争でも負けて、日本の市場を荒らされ農業が衰退するだけです。

「その二」へ続きます。

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