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コロナ感染 その後の生活 其の一

コロナ給付金手続き

「前回の記事」はコロナ感染後の自宅療養期間について書きましたが、ここでは医療保険のコロナ給付金手続きとその後の健康状態について簡単に説明します。

私は県民共済アフラック生命保険株式会社(以下アフラック)の医療保険に加入しています。通院・入院に対して日額いくらと決まっており、私の場合、アフラックなら入院一日につき一万円。通院なら六千円貰えます。コロナに罹り保健所の指示によって自宅療養した場合も、病気で入院したものと見なされるので、給付対象となります

現在どの保険会社も問い合わせが非常に多く、まず電話は繋がらないと思った方が良いでしょう。なので、オンラインによる手続きを強くお勧めします。申し込み方法は割愛しますが、それぞれの保険会社のホームページに案内があるので、その通りに申請書を埋めていけばいいです。

私は9/9にアフラックの入院給付金手続きを、9/18日に通院給付金手続きをしました。入院給付金の手続きの際は証明書類が必要ですが、My HER-SYSの画面印刷(切り取り)だけで済みます。パソコンに最初から入っているSnippingg Toolなどを使えばいいです。

通院給付金については何の添付書類も必要とせず、ただ通院日などを入力するだけでした。病院で証明書を貰う必要もありません。入院・通院請求共に、オンライン手続きで全て完了し、書類送付など煩わしい事が一切ありません。アフラックの仕事はとても迅速でした。オンライン手続きからそれぞれ、4~5日後には振り込みが完了しています。

通院給付金は自動車事故の保険と同じで、請求しようと思えば何度も通院してお金を貰うことが出来るかもしれませんが、道義に反するので止めましょう。

尚、コロナの給付金が貰えるということで駆け込み契約が多くなっているようですが、契約してすぐに貰えると言う訳ではありません。アフラックの場合「コロナ感染日から遡って契約から2年以上経過している」などの制約があるようなので注意が必要です。

また、現在のコロナウィルスが重症化しない傾向にあるせいでしょうか。最近、規定が変更したようで「診断日が2022年9月26日以降」の場合は、「重症化の危険性が高い人」に限り保障の対象となります。つまり、保証の範囲が狭くなったと言うことです。

アフラックと比較すると県民共済は仕事が遅すぎます。9/10にオンラインで手続きをしましたが、それだけでは完結せず、後日申請書類が送られてきます。届いた書類にMy HER-SYSの画面を印刷した紙も同封して送り返します。9/22に書類受理のメールが届きましたが、実際に振り込みがあったのは10/24です。手続きしてから一月半程で、ようやく振り込みが完了しました。アフラックの半分ほどの掛け金なので、やはり給付金も半額程度でした。

本当のところは、お金はいらないのでコロナに罹った事実を無かったことにしたいぐらいですが、言っても詮無い事なので、ありがたく頂戴しました。

経過観察 9/10~

前回で味覚・嗅覚に不調があったことは伝えましたが、療養期間から11日経過した時点で、味覚が少し戻った気がしました。咳はほぼ無くなりました。後遺症なのか、昼食後に普段には無いような喉の渇きを感じました。聴覚がおかしいのも変わらずでした。

翌9/11になると咳は完全に無くなりました。この時分に聞いたニュースによると最近の傾向として、感染者が肺炎で亡くなるより、持病の悪化などで亡くなることが多いとのことでした。

9/17の午前中(感染から約一月、療養期間から3週間ほど経過)、かかりつけの病院へ通院しました。ネット情報によると後遺症は早ければ3~4週間で治る人もいれば、半年経過しても治らない人もいるなど、人それぞれのようです。少しずつ良くなっている感じはしましたが、非常に緩慢な速度なので一度医者に相談する事に決めました。

後遺症の診断

医者の話を聞いたところ、治るのには三か月から半年程度かかるだろうと言われました。味覚・嗅覚異常原因はウィルスによって神経が弱り、その弊害が出ているためらしいです。自然に治るようですが、治癒力を促進するための薬(ビタミン剤)を処方することも出来ると言われました。この薬には特に副作用は無いそうです。ただ、こちらが切り出すまで投薬を強く勧めてこなかったので、必須ではないのかもしれないと思い断りました。本当に必要なら最初から提案する筈だから、自分の体が持つ力に任せようと思いました。

次に耳がおかしい事を告げると、耳に何か見慣れない機器を当てられました。恐らく内視鏡みたいな物だと思います。鼓膜に異常は無く綺麗だと言われました。人によっては飛行機に乗った時、高山に登った時、或いはトンネルに入った時のような音の籠りを発生する場合があると言われました。なるほど、自分の状態を上手く説明出来ませんでしたが、言われてみれば確かにそれに近い感覚です。

この日、医者がああしろ、こうしろと断定的な物言いをしませんでした。これは医者の能力的なものではなく、恐らく実例の積み重ねがまだ少ないのではないだろうか。まだ未知の領域が多く、医学的な知見が不足しているのだろうと推察しました。医者の方から「自分で調べたり、人からこの薬が効いたなどの情報があれば、それを教えて欲しい」みたいな事を逆に頼まれたぐらいです。

診察が終わり、会計は380円。CTなど高価な医療機器を使わない限り、日本の医療費はまあ安いと言えるでしょう。しかし、全体で一時間半はかかったのはやはりいただけない・・・半年経過しても症状が改善されない場合は、再度通院しようと思います。

感染から二月経って

この記事を作成している10/15現在、後遺症はまだ完治していません。全体的に回復の傾向がみられるものの、特に味覚は9割がた回復に留まっていると思います。嗅覚と聴覚も完治していない感じです。毎日1~5%ぐらいでじわじわと回復している様子でしたが、あと一歩、残り一割ぐらいで足踏み状態です。段々と、元々どのように香りや味を感じていたのか怪しくなってきました。決して元通りになっていないように思えます。

味覚に関して言えば、単純に味の濃い・薄いの問題では無いようで、特定の食べ物の味が分かり辛くなっているように思えます。例えば、旨味成分のようなものが曖昧に感じる気がします。味噌汁やラーメンといった出汁を使う料理の味が不鮮明であるのが根拠です。その他には味付け海苔の風味が分かり辛く、珈琲は匂いも味も以前と違ったままです。味覚がはっきりしていない状態で良い酒を飲むのは本意ではなく、泣く泣く棚の中に封印しています。

また何か進展があれば再び記事にしたいと思います。

2022/11/9追記。10月以降、お風呂に入った時の抜け毛の多さが気になり調べてみると、コロナの後遺症として抜け毛が多くなる人達が他にも沢山いるようです。季節の変わり目などには(7~11月)には抜け毛の量が増えるのは普通なようですが、例年と比較しても抜ける量が明らかに多くなっています。鏡で見た時、特に毛の生え際と言うか分け目の地肌が目立つようになりました。髪の毛が細く、柔らかくなっている気もします。

また、後遺症の一つとして睡眠障害もあるようです。私は元々、どれだけ寝ても日中眠くて仕方ない体質(勝手に眠い病と言っています)ですが、この体質も変異したようです。昼間眠いのは変わらずですが、習慣として夜間にヘッドホンで音楽を聴いていますが、その最中に突然糸が切れたように眠りに落ちることが多くなりました。これまでは眠気を自覚してうとうとする事が多かったのですが、まるで気絶するように、いつ眠りに落ちたのか分からないぐらい突然眠ってしまうことが頻発しています。以前には無かった事なので、これも後遺症の一種ではなかろうかと思っています。

以上、参考までに。

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