初めに
2023/3/4開封、価格は3,750円。度数48.0度、容量500ml。産地はイタリアのヴェネト州ヴェネガッツ地区、生産者はロレダン・ガスパリーニ社です。
同社は1950年代初期にワイン造りを始め、複数品種の葡萄をブレンドするボルドータイプのワイン造りに着手しました。他から葡萄を購入することは一切しておらず、自社畑で栽培し、厳選した葡萄のみを用いてワイン造りを行っています。
このグラッパは、同社が生産するボルドーブレンドで有名なワイン「カーポ・ディ・スタート」に使用した搾り粕を蒸留して作られています。
色・香り、味わい
詮を開ける時、結構きつかったのですが、その分抜け防止になるかも。色は無色透明。香りは大人しめ。ふんわりと柔らかい葡萄の香りがします。素材は違うものの、私には不思議とコルンにも近い香りに感じました。パンのような発酵臭と言うか。
苦味があり、宣伝通り確かに赤いベリー系を思わせる風味があるかもしれません。葡萄をしっかりと感じさせる発酵臭や酸味が伝わって来ます。香り同様、味もコルンに近いものがあります。
最近飲んだバローネ程は、葡萄の豊潤さが無いように思われます。甘さも葡萄の香りも、ややすっきりした(物足りない)印象です。値段差があるので当然ではありますが。しかし、開封して何杯目かで開いてきて、葡萄の香りが増したと思います。
最後に
葡萄の豊潤さを愉しむにはうってつけの酒であるグラッパ。コニャックなどと比較しながら、今後も色々と探求していきたいと思います。美味しかったです。ご馳走様。