ペンダーリン ミス

  • 2024-10-12
  • 2024-10-12
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初めに

2024/8/25開封、価格は3,980円。度数41.0度、容量700ml。産地はウェールズのペンダーリン蒸留所です。ケルト、レジェンドと飲んできましたが、これでドラゴンラベルを制覇しました。バーボン樽で仕上げられており、これまでと同様、熟成表示無し、無濾過・無着色です。海外サイトでワイン樽も使用されているとの情報を目にしましたが、公式では記載が無いので真偽は不明です。

箱の説明を読むと「新鮮で生き生き。柑橘類に林檎、梨が混じり合い、それらに加えて僅かに熱帯の果物の風味も。口の中一杯に甘さが広がった後程無くして、清々しい苦味に移行しますが、果実感は続きます。段々と波が引いて行く頃には、鮮烈で軽快な飲み口のウィスキーとして記憶が残るでしょう云々」と書かれています。

色・香り、味わい

色は明るい琥珀色、黄金。果物のような爽やかな香り。新鮮な林檎の香り。余り複雑な香りではなく、率直で穏やかだと思います。

やや体調不良の状態で飲みました。「明日死ぬかもしれない」とか「いつ死んでも後悔しないように」等の言い訳をしながら不養生してます。この記事を書いている10月になって、ようやく体調が回復してきました。本当に、仕事で心的疲労が溜まるのは苦痛だ・・・

さて、味わいは口に含んですぐに若い印象。香辛料のような刺激的な香りや木の香りと、箱の裏書(柑橘、林檎、梨、熱帯の果物)にある通り果実感がありますが、林檎の印象が一番強いと思います。甘さが口一杯に広がるとありますが、特別甘いとは感じられません。余韻に苦みと強い刺激が残ります。最初の一杯はこんなものでしょう。

私は酒を飲む時、よく音楽を聴きます。The WallflowersBringing Down the Horseを聴きながらしんみりと飲みました。このアルバムはカナダに留学している間に購入した物です。良き思い出です。私が滞在したのはケベック州のモントリオールで、夏は夜9時ぐらいでも空がまだ少し明るかったり、12月以降は毎日雪が降ったり。一戸建ての家は、円筒状のプールを備えている所が多かったり。日本と大きく違う気候や文化が新鮮で、このアルバムを聴いていると色々思い出します。異国の空の色や、冷たい空気に良く合うアルバムです。とても良いバンドですが、世間の評価は低いようです。

・・・旨味は不足していますが、爽やかで新鮮な果実感を楽しめる、瑞々しいウィスキーです。若い勢いがあると思います。しかし、ウィスキーは年数物が出てきてなんぼだと思うので(既に存在していますが)やはりNASでは物足りない印象です。

開栓直後より、後半の方が美味く感じられるのはいつも通りで。半分以上飲んだところで、飲み始めより甘さが増して安定するのを感じられました。宣伝にある通り「生き生き」とか「軽快」と言う表現は、このウィスキーに相応しい評価だと思います。後半はつい杯が進んで一気に飲んでしまいました。未成熟の中にも、この銘柄には芯がしっかりしたところがあると思います。可能性に満ちたウィスキーで、悪くありません。私はこれまで飲んだレジェンドやケルトの方が好みですが、これはこれで楽しめました。

最後に

公式サイトではこのラベルの商品は既に無く、多分在庫が無くなり次第終売でしょう。興味のある人は無くなる前にどうぞ。今は少し大人しいデザインに変わった商品が、日本の市場にも出回り始めています。新しいラベルの物はやや値上がりしていますが、それなりの進化を遂げているのか気になります。抜群に美味いと言う訳ではないですが、何故か贔屓したくなるこの銘柄。これからも期待しています。

記事公開 2024年10月12日

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