初めに
屋外活動用、災害や停電時対応でLED式ランタンを探していました。手頃な金額と中華製ではなくアメリカ製と言う事で余り深く情報収集せず、見た目と直感でプリンストン・テックのHELIX BACKCOUNTRYを購入しました。
外観・使用感
過剰包装はなく、簡素な紙の外箱に収められていました。海外製品は日本と違って、この辺にお金をかけません。DVD・Blu-rayのジャケットだと、海外製品は最初から皺が寄っていたり、粗末なプリンターを使ったのではないかと思われるほど、印刷が悪い物がたまにあります。
上記左の画像下面を見ると「3 AAA」と言う表示がありますが、これは単4電池の事です。この商品は単4電池を3本使用します。明るさは150ルーメン。現在は300ルーメンの物があり、これは型落ちかもしれません。右下にはMADE IN USAの文字があります。説明書の言語は英語・フランス語・ドイツ語のみです。本体の見た目は好き好きですが、真ん中の蛇腹が無ければあまりランタンに見えないかもしれません。私はこの近未来的な外観は嫌いではありません。
上記画像の通り底面から電池を挿入して、螺子で締める仕組みになっています。外に表示はありませんが、この商品は防水性能IPX6等級です。等級はIPX0～IPX8まであり、数字が大きい程防水性能が高くなるようです。ちなみにIP〇Xと言う具合に数字とXが引っ繰り返ると、防水ではなく防塵性能の基準になります。螺子で蓋を閉めるのはやや面倒ですが、この仕様のおかげで防水性能が高まっているのかもしれません。
明るさは暗過ぎず明る過ぎず、良い塩梅だと思います。色は電球色で、個人的に白色より温かみがあって好ましいと思います。赤色発光も出来ます。赤色LEDは夜間視力を奪わないので、特に星見をする人には役立つかもしれません。どちらも明るさの二段階調整に加えて点滅機能があります。下記画像の通り明るさや色味は、肉眼で見たのとほぼ同じ具合に撮れていると思います。
蓄光機能があり、暗闇で薄ぼんやりと緑に発光します。明るさはほぼ無く、暗闇でもそこに物があるのが視認出来る程度です。
操作方法は独特で、釦を押すのではなく携帯電話のようにスワイプ式です。実際に本体にはSWIPEの文字が印字されています。左に弾くと赤色、右で通常色です。この操作は癖があって、慣れが必要です。釦の感度が悪いのか、私の扱いが悪いのか、或いはその両方か。不発に終わる事が多いので、大人しく押し釦式の方が良いのでは？と思います。
電池は単4電池を使用すると先に述べましたが、私は使い捨てではなく充電式を強く勧めます。私はパナソニックのエネループ・プロを使っています。Xbox Oneを購入した時から使っていますが、想像していたより耐久性が高いです。Xboxの無線コントローラーは単3電池の2本使用になりますが、私の場合4本購入して交替で使っていましたが、5年は持ちました。使い方によると思いますが、充電式の方が遥かに経済的だと思います。エネループ・プロは黒色の見た目がちょっと格好良いのも印象的。
上記画像に移っているシュアファイアのタイタン（真鍮製）もエネループを使っています。ちなみにタイタンには贅沢な事に、エネループの単4電池が最初から付いてきました。単3・単4電池は生活用品で使用頻度が高く、私は充電式で統一しています。
最後に
これを購入した後、自宅周辺の地域で長時間停電があり、早速役に立ってくれました。真夜中に停電した上、復旧に数時間を要しました。しかし、ランタンの光を頼りに寝支度を整える事が出来ました。操作方法はやや難ありと思いますが、小型でそこそこ明るく、防水性能もあるこの商品。悪くないと思います。機会があればキャンプ等でも使ってみようと思います。
