初めに
2024/4/20開封、価格は4,500円。度数38.0度、容量750ml。産地はメキシコはハリスコ州、ドンナチョの商品です。アメリカンホワイトオーク樽で6ヶ月熟成。宣伝には「バニラ、カシューナッツとメープル、そしてアニスと驚くほど複雑」とありますが、果たして。
色・香り、味わい
実に3年ぶりに購入するテキーラです。色は淡い狐色。香りは穏やかで、アガヴェの良い匂いがします。
最初の味わいはやや水っぽく薄い。旨味はほどほど。バニラのような香りが感じられ、僅かにすっとした香草、胡椒。口に広がる香りは良いと思います。
三杯目からやや辛口が加わり、アガヴェの風味が増してきました。ホワイトオークで6か月熟成とありますが、樽感はあまり無いかと思います。酸味や渋みがあるのにも気づきました。四分の一ぐらい飲んだところで真価を発揮したように見えましたが、後半は失速。苦みがやや強く、中盤より美味く感じませんでした。私の体調のせいもあるかもしれませんが、商品の宣伝にある「複雑さ」は誇大広告かと思います。
春の花を愛でながら飲む
この時期は桜を首めとして様々な草花が色付いて、良い時期ですね。庭や近所で咲いた花を少しばかり紹介。一番左はクレマチスの一種である風車(かざぐるま)です。元々庭に植えたものではなく、どこからか種が運ばれて自生し始めました。自然の力強さを感じます。これは日本の固有種です。私の母親は鉄線(てっせん)と勘違いしていました。
真ん中が牡丹。八世紀に中国より渡来した植物で「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」の諺で有名ですね。右は椿です。日本、中国、台湾、朝鮮が原産国になります。花を肴に酒を飲むのもまた一興。私が見た花の美しさをお裾分けします。
最後に
最近再び、自宅やバーでテキーラを飲み始めましたが、ブランコは主にカクテル用、レポサドは中途半端な印象。私の好みの問題でもありますが、美味いテキーラを飲みたいならアネホの方が良いと感じました。テキーラの人気が陰ったのか?近年テキーラの価格高騰が目立ちます。テキーラを買うならスコッチやブランデー、ラムの方が良いような・・・これまで飲んだ中ではカサノブレアネホ、ドンフリオ1942や最近飲んだクエルボアネホぐらいでしょうか、本当に美味いと感じたのは。テキーラは当たり外れが多い感じです。この銘柄は特筆すべき点無し、と言う印象でした。
記事公開 2024年5月7日
最終更新 2024年6月2日