ロマーナ サンブーカ

  • 2023-12-10
  • 2024-03-24
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初めに

2023/10/1開封、価格は2,200円。度数40.0度、容量750ml。産地はイタリアのロマーナサンブーカリキュールの中で唯一、発祥の地ローマで作られている商品です。アニスをはじめ、数々の香草を使った独自のブレンドから作られています。

2000年にカナダで短期間ホームステイをしていた時、その家庭で振る舞われて初めて飲みました。もう20年以上前の事ですが、懐かしさが手伝って購入しました。

色・香り、味わい

色は無色透明。香りはアブサンにも似た、強い甘味と強烈な歯磨き粉のような匂いがします。液体はとろみがあり、味は甘党でもちょっと敬遠しそうなぐらい甘いです。ぴりっと刺激が強く、私には口の中で接着剤とか何か人工物のような香りにも感じられました。舌にかなり長いこと香草の香りが停滞し、べたつく感じがします。癖があって好き嫌いが別れる部類の酒だと思います。と言うより、好意的に受け止める人の方が少ないかもしれません。

私が初めて飲んだ時は、その場の雰囲気もあってか美味いと感じたものですが・・・このリキュールは珈琲豆を浮かべて火を点けるのが流行したそうですが、確かに滞在先の家族もそのように持成してくれました。同居していた南米出身の留学生が、皆でこれを飲んでいる時に「サンブーカ・ナイト」と呼んでいたのを覚えています。

カナダでは飲酒を18~19歳以上から認めていますが、私がいたケベック州では18歳から可能でした。私は日本人のご多分に漏れず童顔に見えるのか、酒屋で未成年と間違われ、旅券を持っていなかったので販売を断られた事があります。以来、酒屋に行く時は常に旅券を携行したものです。

カナダに滞在中、IMO(International Money Order)を使ってSOEのCQBベストを購入したのは懐かしい思い出です。ロイヤル銀行で道を尋ねた時、「ゴッド」と名乗る男と出会ったり。天を指さして「ジュピター!」と唱える人物の話や、時間を尋ねる振りをして人の匂いを嗅ぐ男との邂逅など、色々な思い出が去来しました。

滞在中に元首相のピエール・トルドーが死去したり、ミレニアムコインが出回ったり色々あった時期でした。今になって硬貨を全部集めておけば良かったと思います。1年にも満たない滞在でしたが、住めば都と言うのか、今も第二の故郷と感じています。いつかまた訪れたい。

話が逸れましたが、酒はただの嗜好品ではなく、常にこれまでの人生で出会った人達や大事な思い出と繋がっている。時間を遡り懐かしさに耽ったり、バーで飲んでいる時は時間が静止したような心地良さがあったり。人と時間、思い出を繋ぐ魔法の飲み物ですね。

カクテル

サンブーカでカクテルを作る時は、炭酸やオレンジジュースで割る飲み方があるようです。リーデルのロックグラスにサンブーカ10mlと大きな丸氷を入れ、グラスに8割ぐらい炭酸を注いで飲みました。香草の強い香りを残したまま、甘さはすっきりと飲み易くなりました。摘みはデンマークのチーズ、クリーミー・ダナブルー。疲れた時にストレートで一杯だけとか、カクテルで飲むと良い酒だと思います。

最後に

香草系のリキュールを飲みたい人、冒険を恐れない人にはお勧めします。アブサンよりはやや飲み易く、値段も安いのでこちらの方が良いかもしれない。アブサンって妙に値段が高い物が多いですよね・・・また20年後にでも飲みましょうか。まだ人類が滅亡していなければ。

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