初めに
2023/10/15開封、価格は3,850円。度数38.0度、容量750ml。産地は福岡県の光酒造株式会社。麦焼酎ですが10年の長期熟成で、シェリー樽を使った「モルトウィスキー風焼酎」となっています。瓶も明らかに、モルトウィスキーを意識した見た目になっています。ゑびす酒造の「らんびき」と同類の商品でしょう。
液体の濃さからリキュール表示となっています。詳しい説明は端折りますが、焼酎を名乗るには色の濃さはウィスキーの色の濃さの1/5～1/10以下でないと駄目である、と言うような事が酒税法で決まっています。
色・香り、味わい
色は明るい琥珀色。黄昏迫る屋外で撮影しました。収穫の秋を思わせる良い色合い、輝きです。香りは麦焼酎の香り以外に樽の香り、砂糖やメープルような甘い香りもします。発酵臭とか、つんとした薬品のような感じもあります。
味わいは麦焼酎らしい、穀物の甘さや芳ばしさを感じつつも、樽熟成による木の香りなどもしっかり分かります。甘味控えめのぴりっとした辛口で締りが良く、強めの苦味もあります。麦焼酎とシェリー樽の相性は良いように思えます。
前に一度、同社の商品である夢想仙楽を飲んでからかなり日が経っていますが、こちらの方が美味いと思われます。芯に焼酎らしさを維持しつつも、ウィスキーのような味わいも同居しています。旨味は特別あるわけではなく、かなり若いウィスキーのような印象です。余韻に麦の香ばしさがあり、香りの良さが良く伝わって来ます。らんびきの時に得た印象に近いでしょう。
最後に
ジョー・カーナハン監督の映画、コンティニュー（原題：Boss Level）を鑑賞しながら飲みました。やはり凄い監督だ。この映画では主人公がしこたま酒を飲みますが、映画で人が酒を飲んでいるのを見ると、自分も飲みたくなりますね。この商品、凄く美味いと言う程ではありませんが、一度試しに飲む分には悪くないでしょう。値段が高い分、らんびきの方が美味いかな？
