初めに
2024/3/24開封、価格は5,980円。度数48.0度、容量700ml。生産地はイギリスはノースロンドン、セイクレッド・スピリッツ社。通常のセイクレッド・オーガニックジンに比べ、ジュニパーベリーの量を10倍使用しています。使用する11種の材料は全て有機栽培。
最近、大谷のどうでもいいニュースが世間を賑わしましたが、もっと裏金問題を追及して欲しい。国民の場合は国税庁、税務署がすぐ取り立てるくせに。裏金議員は脱税し放題。酒でも飲まなきゃ、やってられませんね。
色・香り、味わい
瓶のラベルは気品と威厳がありお洒落。開封直後、グラスに注ぐ時の「とっとっ」という音が好きです。色は無色透明。香りは弱いですが、鼻を近づけるとジュニパーの良い香りが分かります。
飲むと切れの良いアルコールの強さを感じ、喉がかっと熱くなります。度数は高いが、アルコールは極めて滑らか。確かに香しいジュニパーが印象的。10倍ジュニパーと言っても、香りが10倍強い訳ではないですが。むしろ、10倍使っていると言われてもぴんときません。他社の製品と差別化を図る程の個性は無いと思われます。
ジュニパーの後は豊かな柑橘類の香りが。苦みはやや強め。青臭ささ、豊かな深緑の香りがあり、香りの上品さはカルダモン由来か。余韻は酸味・苦みがあります。確かに美味い。深緑の爽やかさ、香水のような華やかなジンが好きな人向けだと思いました。
カクテル
私の最近の定番となったフィーバーツリーのトニックウォーターを使ってジントニックを。使用したのはプレミアム、エルダーフラワー、メディトレニアンの三種。フィーバーツリーのトニックは容量200mlで、ジン45mlと混ぜて(凡そ4:1)リーデルのタンブラーに注ぐと丁度良いです。一本使い切りでしっくりきます。
最初に試したプレミアムは苦みが結構あり、私は少し苦手かも。二番手はエルダーフラワー。プレミアムで作ったものより、こちらの方が遥かに好み。香りが穏やかで花のような良い匂いがします。苦みが抑えられ、味わいに柑橘がはっきり感じられるようになりました。中でもピンクグレープフルーツが強い。これで作ったジントニックが群を抜いて美味かったです。メディトレニアンは何かラムネのような味になりました。苦みはかなり弱め。エルダーフラワーにあった華やかさ、良い香りが消し飛びました。三種の中で一番無個性だったと思います。
ジンバックはウィルキンソンのジンジャーエール(ドライ)で。容量200mlなのでこちらも使い切り。華やかで蜜のような甘みがあり、プレミアムと割ったジントニックより飲み易く私は好みでした。
最後に作ったマティーニはフェルディナンズのロゼヴェルモット(別記事参照)を使いました。濃厚なジュニパーの香りは健在。このヴェルモットは酸味が強いので、やはりマティーニにも酸味が移りました。酸味を抑えるためにジン・ヴェルモットの比率を4:1にしたところ、酸味が後退して苦みが出てきたと思います。
最後に
良い商品ですがこの価格なら、他に競合が多いので。エイトランズ、フェルディナンズ、サイレントプールなど。美味しかったですが、繰り返し買う程ではないかと思います。