初めに
2024/3/30開封、価格は2,750円。度数17.0度、容量500ml。生産地はドイツのアバディス蒸留所。ツィリケン醸造所の白ワイン(リースリング種)を元に、21種類に及ぶ果実、香辛料、香草、花で香味付けしています。同蒸留所のレッドヴェルモット(別記事参照)同様、天然原料による色合いで人工的な着色はしていません。
フェルディナンズの商品はジン・ヴェルモット共に美味しいので、私が好んで購入する生産者として定着しました。
色・香り、味わい
色は淡い黄金色、或いは薄い梅酒のような色です。少し濁りがあります。ロゼと言ってもロゼワインの色とは違い、赤色には見えません。香りは酸味があり、梅酒のような感じです。ここのコルクは長く深く挿入されていますが、今回は失敗しませんでした。コルクが大方露出したら、残りは自分の手で引っ張ったら割れずに抜けました。我ながら名案。
前回飲んだレッドヴェルモットと比べると甘さ控えめ。こう言うのはドライヴェルモットに分類されるのでしょうか。酸味が強くさっぱりしています。梅酒から甘さを引いて、酸味を足したような。
引きがとても早く後味がすっきりしているものの、舌に酸味が残ります。若い桃或いは酸味の強い林檎ジュースような味わいにも感じられ、甘いヴェルモットが好きな人には向かないかも。口に含む瞬間にふわっと良い香りが広がるのがとても良い。旨味はそれなりですが、香りの良さの方が印象的でした。このヴェルモットはセイクレッドのジン(別記事参照)でマティーニを作り楽しみました。
最後に
個人的には甘いヴェルモットの方が好みだが、これも良品です。良品ですが、ここのヴェルモットを購入するなら、個人的にはホワイトリースリング(別記事参照)かレッドヴェルモットを勧めます。