初めに
2026/2/19開封、価格は5,180円。度数47.0度、容量700ml。産地はイギリス、イースト・アングリア地方
のコッパーハウス蒸留所です。販売元はアドナムス社。同蒸留所のロングショア・ウォッカ(別記事参照)が良かったので、ウイスキーにも手を出してみました。

原材料は60%の大麦、35%の小麦、5%のオーツ麦を使用。アメリカンオークの新樽で5年間熟成されています。スコッチと違い、オーツ麦を使っているのが興味深いですね。原料はこの地域で収穫された穀物を使用しています。
色・香り、味わい
色は明るい黄金で、少し黄色っぽい感じ。開栓して瓶の口から香りを嗅ぐと、アメリカンウイスキーに近い感じがしました。グラスに注いでも同じ印象で、砂糖甘さがあります。瓶の口にラベルが貼ってあり、それを読むと「AROMAS OF TOASTED OAK,PEPPER & ORANGE PEEL WITH NOTES OF DARK CHOCOLATE ON THE PALATE.」とあります。確かに香しいオーク、香辛料にオレンジの香りがあるでしょう。ダークチョコレートと言う表現もありますが、私はミルクチョコレートの印象を受けました。その他、つんとした酸味、樽の香り、タンニンを強く感じると思います。
味わいは、新鮮ですっとした桂皮の様な香りをともなったオーク、チョコレートの様な甘さで出迎えられます。中間から後半にかけて程良い香辛料の刺激があり、余韻にも香辛料の刺激と少し苦みがあります。余韻には他に、少し塩っぽさやチョコレートの風味もあるでしょうか。引きは早い。香辛料の刺激は、三杯目ぐらいから強くなりました。



引きの早さもあり、味わいに特別複雑さは感じないかと。熟成は5年ですが、数字以上の膨らみがあると思います。熟成感はワイルドターキーで言えば101(8年)相当か、それより下ぐらいでしょうか。萎んだ感じはしませんが、良い意味で若さがあります。香り同様、味わいもアメリカンウイスキーに近い印象を受けます。恐らく原材料だったり、アメリカンオークの新樽の影響がそう感じさせるのではないかと思います。同社の商品にはライウイスキーの名を冠する物もあるので、アメリカンに寄せているのでしょうか?せっかく地元で収穫した穀物を使うなら、地元の独自性を出したらどうであろうか。
四日目は香辛料の刺激が前より強く感じられ、より若さを感じました。他には穀物の香りが強くなった印象を受け、それから葡萄の様な果実感が出て来ました。前言を撤回すべきか。飲む毎に違った味わいがあり、そう言う意味で複雑さはあるでしょう。五日目は妙に酸味や渋みを強く感じ、味わいが安定していませんでした。
唸らせる程美味いとは思いませんが、穀物の香ばしさや旨味は良く出ているかと。恐らく辛口寄りになると思いますが、締まりが良い甘さがあって、心地良く飲み続けられるでしょう。「ORANGE PEEL WITH NOTES OF DARK CHOCOLATE ON THE PALATE」とある様に、苦みや果実感があって渋い味わい。分かり易い美味さではなく、地味な感じです。原酒の若さ、樽感、穀物の香ばしさを感じ、実直。
最後に
今のところの感想は、この商品より安くて同程度かそれ以上のアメリカンウイスキーがあるので、そっちでいいやと思ってしまう。しかし、まずいか美味いかで言えば、美味いのは間違いないでしょう。悪くないが、繰り返し買おうとは思いません。けれども、今後どの様に成長していくのか気になる商品でした。
記事公開 2026年4月12日


