初めに
2022/12/3開封、価格は5,880円。度数42.7度、容量1,000ml。産地はスペインのMIQUEL GUANSÉ蒸留所(ミケル・グアンセと発音する?)です。
定番品の四つの主要な材料であるアルベキーナ・オリーブ(スペイン)、ローズマリー(ギリシャ)、タイム(トルコ)、バジリコとも言われるスイートバジル(イタリア)の他、ベルガモット(イタリアのカラブリア州)とレモン(カプリ島)が加えられています。
![](https://nakiri100.com/wp-content/uploads/2022/12/SDIM2155-コピー-1024x867.jpg)
![](https://nakiri100.com/wp-content/uploads/2022/12/SDIM2153-コピー.jpg)
正面のラベルはシールかと思いきや、布が貼られています。綺麗な瓶の色と相まって、温かみが感じられる外観となっています。
色、香り
色は無色透明。香りは優しく、明らかにレモンと思われる良い香りがします。
味わい
一口でレモンが添加されているのが分かります。レモンの実だけではなく、皮の苦みや若さも感じ取れるような、レモン丸ごとの感じや新鮮さがあります。レモンとベルガモット二つの柑橘系が添加されているので、流石に全体の印象として柑橘が強く出ているように思えます。余韻に苦味があります。私には苦味がやや強く感じられたが、嫌な感じではありません。
![](https://nakiri100.com/wp-content/uploads/2022/12/SDIM2154-コピー-605x1024.jpg)
![](https://nakiri100.com/wp-content/uploads/2022/12/SDIM2156-コピー-1024x724.jpg)
開けてから三日目ともなると、少し柑橘の支配的な感じは後退して、オリーブの豊かで上品な香り、香水のような優雅さに気付きました。アルベキーナ・オリーブがとても良い香り付けになっているのが分かります。大げさに言うと、このジン単体でマティーニを飲んでるような気分になれます。ジンと言うと、ジュニパーの印象が強いのかもしれませんが、このジン・マーレはオリーブがかなり重要になっているのではと思います。極めて良質のジンです。定番品ともどもお勧めです。
おまけ ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ
久しぶりにベルギービールのドゥシャス・デ・ブルゴーニュを購入しました。近所のスーパーに置いてあるのを発見して驚きました。大手の酒屋でも取り扱っている店は見たことが無いのに、スーパー経営者の何やら拘りを感じました。
![](https://nakiri100.com/wp-content/uploads/2022/12/SDIM2139-コピー-662x1024.jpg)
![](https://nakiri100.com/wp-content/uploads/2022/12/SDIM2141-コピー-1024x1015.jpg)
![](https://nakiri100.com/wp-content/uploads/2022/12/SDIM2143-コピー-909x1024.jpg)
果実のようなビールですが、ビールとしての味はリンデマンスよりこちらの方がしっかりしている印象です。比較するとあちらはややジュースのようだが、これは果実感が強めのビールと言った感じ。やや酸味が強めで、甘味はほどほど。ビールと果実味の調和が取れています。瓶のデザインは重厚で安っぽさがありません。注ぐと泡がきめ細やかなのが分かります。度数は6.0~7.0%で容量は750ml、価格は¥1,400程度です。
甘いビールが飲みたい人、酸味が苦手でない人にお勧めです。
最後に
一週間前に、近所の猫が逝きました。思い出の写真を眺めながら、彼を偲んで飲みました。
良き隣人のような存在だった。15年以上の長き付き合いを有難う。
![](https://nakiri100.com/wp-content/uploads/2022/12/KIMG1908-コピー-1024x512.jpg)