象牙の国内取引禁止案を否決
2022/11/17、パナマで開催中であったワシントン条約締約国会議で、日本を念頭に置いた象牙の国内取引を禁止する決議案を審議、否決されました。多くの国が象牙取引の国内市場を閉鎖する決断をしていますが、日本は「密輸に関与していない」と反発し、継続する構えを見せています。
日本の生物・環境に対する姿勢と言えば、岸田がCOP27の不参加を決めたことや、日本が気候変動対策に後ろ向きであるということから化石賞を贈られています。化石燃料事業への公的融資額が世界最多だったためです。ガソリン価格の上昇に対して石油元売りに配った補助金も、消費者の負担軽減には全く繋がらず、元売りが丸儲けになっただけです。岸田は安倍や菅と同じくらいの無能で屑ですね。
有名なオークションサイト、ヤフーオークションでは9月29日から、めだかなど環境省レッドリストに掲載されている絶滅危惧種5,300種の出品を禁止しました。何を今更と言う感じです。勿論、禁止されたこと自体は進展なのですが、そもそも金銭目的で「生き物を売り買いするという行為」が、たまらなく不愉快で悍ましいです。国が絶滅危惧種の売買に対して何の規制もかけないのは、頭が狂っているとしか思えません。
生き物を弄ぶな！！
服飾の業界でも動物の革を使った製品は数多く、中には希少動物の物も含まれています。希少動物でなければ良いと言う訳ではありませんが、私も服が好きな人間の一人として、考え直す時期に来ていると思います。皮革や化学繊維を使わない、有機綿などを使用した服は少なからず存在するので、そういった商品に切り替えていくとか、個人で色々と思考すべきですね。自分で綿を栽培して、機織りでも出来ればいいのですが・・・
人間は生物の多様性によって生かされているにすぎず、多様性が失われれば人類存続にも影響を与えます。絶滅危惧種以外にも天然記念物、侵略的外来種などは徹底的に保護又は隔離を求めます。気候変動対策と同じで中途半端な小出しをやっていても手遅れになるので、希少種や生態系に影響を与える外来生物は商用・研究目的に関わらず、輸出入と所持及び販売を法で禁止し、違反した者には重い罰則を与えるべきでしょう。
また、人は犬猫や金魚などに対して交配を行っていますが、これも唾棄すべき行為だと思います。生まれてきた命に罪は一切ありませんが、それを行った人間の業は深いと思います。自然界の中でも交配は起きますが、人為的に金儲けや快楽の為に命を掛け合わせるなど、どうしたらそのような恥知らずな事が平気で行えるのでしょう。
人類が滅ぶとしたらそれは、謙虚さを失い傲慢になったから、感謝をしなくなったからでしょうね。
