旅の記録 その一 愛知県 新城市 乳岩峡

初めに

今回の記事は、2016/5/28に愛知県は新城市の乳岩峡を訪れた時の記録です。現在活躍中のデジタルカメラ、SIGMA DP-0を購入したばかりの時期で、撮影の練習も兼ねて冒険に出かけました。たまたまニュースで、乳岩の特集を目にしたのがきっかけだったと思います。

写真を撮っていなかったのが残念ですが、駐車場へと続く道は少し道幅が狭く、すれ違いに気を付けないといけない感じだったと記憶しています。奥三河観光ナビというサイトにもある通り、駐車可能台数はあまり多くないので、休日は車を停められない可能性もあります。私は当時離職中で平日に行ったと思いますが、観光客がちらほらいたのを覚えています。

入り口付近にはトイレが有り、壁面に色んな種類の虫たちがびっしりと止まっていたのが印象的でした。それだけ自然が残っている証拠でしょう。トイレは不潔ではなかったと思います。6年も前の事で記録も取っていないので、記憶を頼りにした簡単な説明に終始すると思います。

清流を横目に山道へと至る

6月前という事もあり、流石に山歩きをするにはかなりの暑さでした。この時期に行く人はタオルや着替えの用意、充分な水分などを携行した方が良いと思います。人が歩けるようにある程度整備がされているものの、橋を渡っていよいよ山道へ踏み込むと、足場はそこまで整備されていなかったと思います。

川の水量は殆ど無く、所々に薄く緑と青が混ざったような綺麗な水溜りができています。足元はほぼ岩場で、泳げるほどのものではありません。

乳岩峡洞窟というものがあり観音が祭られているようですが、滞在時間が短かったため、そちらは確認できませんでした。もしかしたら気付かなかっただけかもしれませんが。この洞窟は国の名勝及び天然記念物に指定されているようです。観光ナビの説明には「凝灰岩中に含まれる石灰分が溶け出して、天井部に乳房状の鍾乳石を作っており、乳岩の由来となっています」とあります。

険しい山道

カメラの腕が悪く、かなり手振れが入っていますが悪しからず。この日は曇りで山中という事もあり、撮影するには少し暗かったです。山頂へと続く道はかなりの斜度で、金属製の梯子が所々掛かっています。画像でも分かる通り、90度近い場所もあります。梯子の中には腐蝕が進んでいる物もあり、少し危険な感じがしました。歩きやすい軽装で来た方が賢明です。

たくさん汗を掻きながら登山しました。帰りの車中では、服が乾くまで少し不快な湿り気を我慢しないといけませんでした。登頂までの時間はよく覚えていませんが、30分もかからなかったと思います。手摺が無い所にぽっかりと大穴が空いていることがあるので、要注意です。落下したら確実に死ぬと思いました。

ここに来る前に、登頂用の道と湖まで続く登山道とに分岐しています。すべて見て回りたい人は一日仕事だと思った方がいいと思います。

通天門から帰路へ

山頂には通天門と呼ばれる巨大な天然の岩があります。名が示す通り自然の力でくり貫かれており、車でも通り抜けられるような穴が空いています。本当に天然石の門に見えます。

労に見合うだけの景勝で、降りる前にここで涼みながら少し休憩。景色を楽しみながら、一時暑さを忘れて解放されました。

乳岩峡は国が指定する景勝地であり、天然記念物です。しかしこの国の政府は国立公園をゴルフ場に変えたり、自らが指定した景勝地をダムに沈めるなどの悪行を平気で行います。同じ県内であれば現在、北設楽郡の設楽町設楽ダムが建設中です。そこも最近、ダムに沈む前に一度見ておこうと思い訪れました。自分が居住する地域にこのような自然が残っている人達は、それを誇りに思い、いつまでも後世に残せるように尽力しましょう。

旅の終わり、四谷千枚田へ寄り道

おまけとして、乳岩峡を見終わった後に寄った四谷の千枚田の画像も載せておきます。千枚田は鞍掛山に水源を持つ麓に広がる、石垣による棚田で、日本の棚田百選にも選定されています。

私以外にも観光客が少なからず訪れていました。ここはあくまで私有地なので、住民の方々の迷惑にならないように節度を守って、礼儀正しく拝見させてもらいましょう。塵を捨てるなど以ての外です。

日本の街は諸外国に比べて綺麗だと言われますが、中央分離帯の植え込みや山の中を見れば分かる通り、非常に多くの塵が捨てられていますそれだけ人の目を盗んで捨てる輩が多いと言う事です。日本もシンガポールのように、塵の投棄には罰金を課すべきだと常々思っています。加えて英語教育などよりも、道徳教育の方が重要でしょう。昔はお金を盗めば下手人となったのに、今は悪い事がとても軽く捉えられています。

新城市はここで紹介した他にも景勝地が沢山あるようです。都市部よりも自然豊かな地方が好きな人は、一度訪れてみては如何でしょうか。

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