初めに
2023/1/21開封、価格は6,750円。度数41.0度、容量700ml。産地はフランス、グランド・シャンパーニュ地区にあるラニョー・サボラン蒸留所です。葡萄の品種はユニブラン。熟成にはオーク樽を使っています。
色・香り、味わい
色は明るい琥珀色か黄色みがかった黄金。リーデルのグラスを手で持つと、透過した光が指の上で揺らめき、煌めく炎のように美しいのに気付きました。匂いは葡萄の香しさ、甘い蜜のような香りです。
味わいは豊かな木の香り、オレンジのような芳香も相まって、とても華やか。芳醇な葡萄と陽向のような暖かさを感じました。異国の青空の下にある葡萄畑が目の前に広がった、と言ったら大げさでしょうか。他に苦味や青臭さ、平均10年熟成にしてもまだまだ若々しさがあります。
酒を飲む時は気分や環境が大事で、よく映画を観ながら飲みます。ブレット・トレインというお馬鹿な映画と、前から観たかったテレビドラマのバンシーを鑑賞しながら飲みました。バンシーにはジェムソンやシーバスリーガルがやたら登場しますが、協賛しているのでしょうか。
No.4を飲んでから日が空いているので正確に比較出来ませんが、二桁台の年数になっているものの両者の品質に大きな開きは無く、まあ値段相応かと言う感じでした。ただ、さらに上の年数物を試したいと期待させるぐらいの品質は健在です。
最後に
舌が肥えてくると、旨味と言う点ではまだまだかと思います。もっと上を狙いたい。4年物と値段の開きが余り無いので、もう少しお金を積んで上20年物を買った方が良いかもしれません。近いうちに試してみます。