初めに
2026年4月中旬、季節外れの雨が吹き荒れる日に開封しました。このところ夏の様な暑さが続いていますが、この暑気をやり過ごすには、少し冷やしたワインが心地良い。価格はそれぞれ1,400円前後。度数はブランが12.5度、ロゼが13.0度。容量はどちらも750ml。産地はフランス、コート・デュ・ローヌ地方のM・シャプティエが生産者です。シャプティエは私が一番好きなワインの銘柄で、特にベルルーシュが好きです。しかし、最近何故かベルルーシュが何処にも売っておらず悲しい。今回はこれまで試した事が無い、シャプティエの商品マリウス・ブラン2024とロゼ2022について記事にしました。公式サイトの説明によると、このワインは10度~12度の温度が適正、食前・食中酒としてお勧めとか。
色・香り、味わい
先ずはブランから。色は透き通った黄金色(黄色)。公式サイトに「with green tints」と説明があるように、確かに少し緑がかっているようにも見えます。開栓直後、瓶の口から香りを確認すると濃い酸味を感じましたが、実際飲んでみると嗅覚で感じる程には酸味は強くなかったです。グラスに注ぐと爽やかな酸味を感じました。公式の説明にある柑橘のアロマとやらは感じない。私の感覚だと、あくまで白葡萄の香りでした。



グラスはリーデルのオヴァチュア・ビアー。ビール用のグラスですが、私は専らワイン用として使っています。これは飲み口が薄くて、賞味するのに丁度良い作りです。最初の一杯目、本当に一瞬だけ桃の様な香りを感じました。酸味はやや強めだが程良い感じで、中間から締めにかけて渋みがあります。この渋みも強過ぎず良好。酸味と渋みの塩梅が絶妙。液体は少し滑りを感じます。どうだろうか。私の味覚とワインの経験値が頼り無いですが、他のシャプティエのワインと比較すると、葡萄の豊潤さを感じないかもしれません。一方で、すっきりとした飲み易さはあると思います。個人的には他のシャプティエのワイン、例えばベルルーシュやペイドックの方が良いと感じました。



次にロゼの評価を。瓶の中だとロゼワインの色ですが、グラスに注ぐとそうでもない。白ワインに少し赤みを足した感じに見えます。そして香りについては言い方が悪いですが、開栓して匂いを確認すると少し饐えた、体育倉庫の様な匂いがしました。
ロゼワインは余り飲まないのでよく分からないですが、白ワインと赤ワインの中間ぐらいなのだろうか。味わいはブランに近く爽やかさがありますが、ブランよりも強い渋みがあります。公式の説明だと「Palate: Clean on entry, nice acid balance, full, enhanced by notes of white-fleshed fruit.」とあります。確かにフルボディを感じると思いますが、「nice acid balane」は疑問が生じます。酸味と渋みにやや偏りが強いでしょう。ブランの時と同じですが、やはりこのロゼも他のシャプティエワインと比較すると、葡萄の香りや味わいが弱い気がしました。
最後に
価格を考えると、ブランもロゼも及第点ぐらいと思いました。悪い商品ではないでしょう。
記事公開 2026年10月23日


