初めに
2023/2/18開封、価格は3,780円。度数37.5度、容量700ml。産地はイギリス、ラヴァーストーク・ミル蒸留所です。ボンベイジンに収穫したてのブラックベリーとラズベリーをそのまま注入し、新鮮で自然な風味を出しています。砂糖不使用。
ベリー系のジンは多分キュービカルのキスジン以来で、怖いもの見たさで購入しました。瓶の中だと、液体がかなり色濃く見えます。
色・香り、味わい
色は透明感のある紫かルビー色。開封した途端、苦味のあるベリー系の強い香りが広がりました。予想以上に匂いが強く、部屋を出て暫くしてから戻って来ると、すごく薬臭がするのに気付きました。お世辞にも言い香りとは言えず、仁丹みたいな匂いとも言えます。有体に言って臭い。
ボンベイジンを元に、完熟期に収穫されたブラックベリーとラズベリーが自然なまま添加されています。確かに素材の新鮮さや自然そのままな風味は感じられるかもしれません。砂糖が添加されていないため、思ったより甘くない。と言うより全然甘くないかもしれません。苦味が結構強く、薬用酒のような印象を受けます。
海外サイトで風邪薬か咳止めの味、と言う評価を見ましたが、確かにそんな感じかもしれないです。素直に美味いと言える商品ではありません。一般的なジンらしさは掻き消えているので、期待しない方が良いでしょう。飲んだ後、暫く歯磨き粉のような、ミントのようなすーすーした感じが残ります。アブサンと同じで、かなりの物好きでないとストレートでは飲めない代物です。
割る
ストレートではちょっと美味しくないので、割って飲みました。本当に久方ぶりに処刑人やブルーレクイエムを観ながら飲みました。その内、映画紹介もしたいところですが、いかんせん時間が無い・・・
ウィルキンソンの炭酸で割って飲むと、薄めたレッドアイみたいな味になりました。同じくウィルキンソンのトニックウォーターで割ると、流石に甘さが出て飲み易くなりました。ジンジャーエールだと甘過ぎますが、レモンを絞ると良い塩梅です。トニックウォーターが一番まともだった気がします。ストレートで飲むよりカクテルの材料にした方が良いでしょう。
最後に
変わった味ですが、強いて言えばヴェルモットに近いのか?と思います。不味くは無いが、もう一度飲みたいとは思わない商品です。記念にはなりました。